竹書房新書<br> 噺家の魂が震えた名人芸落語案内

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竹書房新書
噺家の魂が震えた名人芸落語案内

  • ISBN:9784801911444

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内容説明

落語家が選び抜いた演目を、落語家が解説する――ありそうでなかった画期的落語案内書!
この一冊で、落語家の本音と憧れがわかります―――六代目三遊亭円楽(解説)

テレビ・ラジオを通じて日本人は馴染み深いと感じている古典芸能『落語』。だけど、知っているつもりで興味があっても、何から聴いていいのか分からない人が多いのではありませんか? そんな人のために、博多・神落語まつりのプロデュースを通じて東西全流派の噺家と交流を深めている六代目三遊亭円楽が、落語家仲間にアンケートを取って、「生きている間に絶対に聴きたい名作落語」の52席を厳選しました。八代目林家(彦六)正蔵から直接噺を教わった林家木久扇師匠から、二〇〇七年にネット動画で生まれて初めて落語を観た二つ目さんまで、老若30人の噺家のアンケートを堪能出来ます。ありそうでなかった演者が選んだ落語案内書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

緋莢

17
三十人の落語家に「お客様にぜひ聴いてほしい落語」、「自分が一番好きな落語」など、様々な理由で演目をあげてもらい、その結果を集計したもの。ジャズ・ミュージシャンにアンケートを取って作成した名盤ランキングを参考にしたようです。演目ごとに順位がつけられ、同時に推薦演者も書かれています。巻末にあるアンケートも興味深い(ある落語家は、立川談志について、落語より政治風刺、社会風刺、芸評が素晴らしい、と書いていて、大丈夫なのか?と)ですが (続く 2021/08/08

内藤銀ねず

14
kindle unlimitedになっていたので。現役噺家30人にアンケートを実施、その結果を六代目圓楽(楽太郎)が解説した本。昭和の名人から当代の売れっ子まで「この噺家のこの噺!」をプロが選ぶという企画も面白いし(何より商売仇を褒めるわけですから)、圓楽の解説も本音と自負で勝負してると思う。アンケートの中で、大ベテランの林家木久扇が後輩を褒めていて(春風亭昇太『ちりとてちん』、柳亭市馬『掛け取り』、春風亭一之輔『粗忽の釘』)、これやられたら圓楽も真剣にならざるを得ないでしよ。2021/12/10

カノープス

4
著者にずらずらと落語家の名が連なるが、実質六代目円楽による落語解説書である。円楽の落語哲学から細いテクニカルな分析、落語論、古今東西の名人たちとのエピソードまですこぶる面白い。はっきり言って『笑点の人』という印象以外には、伊集院光が語るいくつかの粋な逸話を知るくらいだった。落語界での立ち位置を自覚し、役割を引き受け地道に噺と格闘している人だったのだ。勿体ないなあ、と思う。実像を亡くなってから知るという事について。知ろうと思えば、生きているうちに高座を聴く事が出来たのに。勿体ない事をしたなあ、と思う。2025/02/22

とんちゃん

1
年齢的に間に合ってない噺家さんも何人かいる。 ライブで観たかったな。2019/08/20

そうぺい

1
初読。うーん、Amazonで買ったんですがなんか、勘違いとゆうかダマサレましたねw噺家さん30人の話やら体験やら、芸談やらがいっぺんに読めるのはお得やなあーと思って買ったんですが、ちょこっとのアンケートがあるだけで、ほぼ六代目の円楽師匠の話と解説でしたwwとは言え、やはり面白いですねえ。瓢箪から駒、災い転じて、、ですね。円楽師匠は、笑点の方くらいしか存じなかったんですが、自分の使命と立場と腕をわきまえていらっしゃる凄い人だったのですねえ。感心しました。そのような方の案内なので、楽しませて頂きましたよっ。2018/12/06

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