内容説明
日常を脅かす過去からの刺客。「銃声響くあの夏」はまだ終わっていない。
名作ハードボイルドがいま蘇る!
充実した仕事と、出来たばかりの恋人・久邇子との逢瀬……。
工業デザイナー・木島の平穏な日々は、自宅に放火されたことをきっかけに一転した。
不審な出来事は続き、木島は誰かに命を狙われていると感じるが、心当たりはない。
だが、久邇子の車に悪戯書きされた一文を見た時、忘れようとしていた遠い夏の記憶が蘇る。
鍵は一枚の写真にある――木島は調査を開始するが……。
ハードボイルド・サスペンスの名作!
解説・北方謙三
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
40
大沢さんにしては 随分昔の執筆だし?なのか いつも程 面白く感じられないまま読了。久爾子さんは魅力的だけど裏が有りそうと思ったら・・・ そんな偶然ってある?みたいなー。戦場カメラマンの恐さは伝わって来ました。2018/03/06
masayuki
11
帰りの新幹線の中で読む本がなくなったので、東京駅のキオスクで購入。戦争カメラマンが仲間を見殺しにしたという誤解から命を狙われるという筋書き。ありそうな展開だが、登場する女性の魅力と、次第に恐怖が増幅される展開がとても面白かった。大沢在昌はほとんど読んでなかったが、この小説で魅力の一端を知った。ウイットの効いた会話、人物の心情描写の巧みさ、最終の山場に向かって読者の興味を引っ張っていく展開など、何気なく買った本なのになんだか得した気分になれた。2017/08/18
りちゃ
7
1985年の作品。時代を感じる。何とも言えない男臭さ、一歩引いた控えめな女性。かなりキザな会話のやりとり。無理のある設定。あっけなく終わってしまった。2018/03/28
三毛猫メリー
6
木島は恋人と一緒に過ごした夜、放火の被害にあう。木島は以前戦場カメラマンをしており、その時のことが原因ではと調べ始める。 内容はまあまあだけど、インパクトはあまりない。20-392020/06/23
無理矢理読書会@半田建設
5
平穏な日々を送っていたデザイナーの木島が、自宅に放火されたのを初めに車への落書きなど次々に嫌がらせに会い、最後には命を狙われる。木島は14年前まで戦場カメラマンをしていたのだが、犯人はその時に見殺しにした仲間の弟だった。14年間も抱き続ける怨恨と執念に驚き、最後までどうなるのか目を離せないサスペンス作品だった。2020/04/07
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