内容説明
放射能が降っています。静かな夜です。――この一節から始まった「詩の礫」は新聞、雑誌、ウェブ、テレビ、ラジオで大反響。震災以降も和合氏を特集する番組は継続されている。
被災地に暮らす者の怒り、祈りをのせた叫びのような言葉は、震災以降もツイッター上で発表され続け、原発の再稼動、政権交代など、あの日からの2年間に起きた社会的事象と連動しながら言葉を紡いでいく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wasabi
1
詩なのか? 自ら詩人だと称える 現代詩だと分類する 言葉の作品だと酔う 不安 憎悪 悲哀 どうだどうだ 鬼だ鬼だ 推敲のない表現の羅列 スマホ サーバ ネットワーク 電気を使って 詩を 言葉を 礫にして 激しく 執拗に投じ続ける ツイートが本として 未来に遺される 僕には放射能のようだ2015/08/23
林克也
1
なんにも変らない。人に感応されない強い人種が今の日本の、そして地球の覇者だから。それは鬼。でも自分も同じ、鬼。2013/06/22
Sandy_TaSusong
0
氏の世界観に引き込まれた。前作から2冊まとめて一気に読みきってしまった。2020/12/03