内容説明
深川の町外れ、〈鬼灯長屋〉に、奇妙な看板がかかった。〈雅(みやび)や──よろず、みやびごと伝授〉。立花、茶の湯、書道、蹴鞠、和歌、源氏物語などを教えるというのだが、およそ裏長屋にはふさわしからぬ習い事。この私塾を開いた浪人者・京ノ介は、女帝陛下の密命を帯びていた。京ノ介に襲いかかる朝廷転覆の策謀の裏には、意外な黒幕が──! 注目の新シリーズ、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
91
雅や京ノ介「女帝の密偵」1巻。女帝陛下の密命を受け江戸の深川に私塾雅やを開いた主人公京ノ介、朝廷と幕府、転覆と復古様々な策謀渦巻くなかなか面白そうですね。2019/02/16
klu
11
珍しく、朝廷目線の話です。また南北朝時代を引きずっていて勉強になります2019/08/05
いえのぶ
0
深川の裏長屋に雅ごとを教えるという若侍が住み着いた。御所の女帝と関わりがある。王政復古を説く人々の中には権力を望むものが、、、設定に無理がありすぎるけどテレビドラマを彷彿とさせる娯楽読み物として楽しい。2018/12/22