内容説明
私は佐倉すみれ、32歳、独身。大手レコード会社を辞めて自分でレコード会社を立ち上げた。独立してから予想以上に毎日忙いけど充実した日々を送っていていた。大好きな彼・亮より仕事を優先していたら、ある日「バイバイ」とメールがきてしまい……。もう、私は仕事に生きる! と思った矢先。社運がかかったライブ当日追い打ちをかける事件が起きた! 2011年春に映画化も決定した『津軽百年食堂』の著者による爽快ジェットコースター物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
244
レコード会社のアラサー女社長の話。ヘロヘロパーの体を回復するには森沢明夫作品はうってつけですね。すみれのお父さん最高!会話がなくても、娘を見てて理解しているよ。登場人物みんな最高!考えたって仕方ない。なるようになるさあ。笑顔とスイルがあればのりきれる。そう思わせてくれた。ハルトも大舞台に立てるいいね。トシちゃんもいつかまた幸せになってほしい。すみれと亮もゴールしてね。誰かの笑顔のために、俺も頑張ろう。元気をもらえた。やはり、森沢明夫の小説は最高である。(あれ、どっかで見たような聞いたような…)2020/09/07
おしゃべりメガネ
195
森沢さん作品8作目で、おそらく過去最速のスピード感でイッキに読了しました。三十路を越えたOLの公私にわたる奮闘物語です。冒頭から、今までにはない感じのドタバタ感で幕を明け、主人公「すみれ」の彼に対する振舞いなどは正直、最初はどうなるコトかと思われましたが、そこはさすが森沢さん、しっかり軌道修正し、いつもの温かい展開へ誘ってくれます。仕事に対するひたむきな姿勢、諦めずにやれることはどんな小さなコトでもやりとおす、そして絶対に周囲の人々への感謝を忘れてはならない大切さを改めて感じさせてくれました。2014/01/23
小梅
124
主人公は、名前の由来がSMILEの「すみれ」 お父さんのキャラがジワジワきます。 今は子持ちだからって仕事に影響する事は少なくなってると思うけどね。 最後に森沢明夫×村上てつや(ゴスペラーズ)の対談が良かったです。2017/05/01
あつひめ
102
途中で止めることできず…一気読み。この両親の子供ゆえ、人に愛され人を愛し、表紙のように毎日を走り続けるのだろう。父親と娘の距離感。これよこれ。はにかみながらお互いを思いやる…父親とベタベタしないところが日本人らしい。ラブ&ピーナッツで図書館検索してたから、見つからないわけだね。今回読めて本当によかった。自分の笑顔は自分では見られないけど、向かい側にいる相手の様子で心は満たされるんだね。ゴスペラーズの村上さんの言葉もステージ上とは違う重みもあり、読んでよかったです。2014/02/15
mariya926
101
ずーーっと読みたいと思っていて、BOOKOFFとかで探していましたが、なかなか手に入らなかった本です。森沢さんのデビュー作ですが、格言やビー玉はこの時からだったんですね。「人はみな眩暈がするほど自由」「先がみえなくて不安なときこそ、未来に希望を描くチャンス」主人公は社長と思えない程で、周りに好かれています。「誰かの笑顔のために」仕事をしているので、それだったら周りがついてくるしかないですよね。仕事&恋愛の両方を楽しませて貰いました。2024/08/11
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