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内容説明
訓練、演習では世界一強いといわれる自衛隊
優秀な能力を秘めながら、実力を発揮できない
自衛隊の何が問題なのか?
世界でもその優秀さで知られる海上自衛隊の潜水艦!
その元エース潜水艦長(米原潜との演習で18勝1敗1分) が詳らかにする!
◆自衛隊を阻むものの正体!
◆自衛隊が戦闘できないこれだけの理由
◆過度の安全重視は有事の被害を招く
◆憲法に武官の存在を明記しよう
◆自衛隊の「敵前逃亡」の罪は盗撮より軽い!
◆どんなに任務を遂行しても、自衛隊は叙勲の対象外
◆陸・海・空──自衛隊三兄弟でも性格はまったく違う
◆権威と信頼こそ、自衛隊を育てる要である
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
inami
28
★3 タイトルからイメージ(期待)した内容とはちょっと違っていた・・何をやらせても世界的なレベルの自衛隊、災害派遣では国民に感謝されているが、憲法を含め法律や社会的な制約が課せられていることで問題点が多く、国防という本来の使命を果たせないという。問題は、軍事的な実力でもなく、国家としての態勢だという。本書では自衛隊の改造計画や国家戦略への提案も述べられているが、問題ばかりの内容に少々食傷気味だった。大丈夫か日本?・・本書を読むかぎり、どうも大丈夫ではなさそうです。2025/05/01
matsu
6
作者の考えとは相入れない部分も多いが、元自衛官の視点から、自衛隊や安全保障の問題点を論ずる点は面白かった。 ただ僕は、今のアメリカ追随の状況で9条を変更するのは非常に危険だと思う。2017/10/26
さの棒術
3
元潜水艦の艦長が書いた本。タイトルは防衛力ではなく軍事力。官僚的組織と化した自衛隊。事なかれ主義、前例主義、お役所仕事では有事に対応できない。自衛隊こそが世界最強だと言っている人に時々出くわすが、そういう人こそ、これを読んだらいい。名実ともに国際標準の軍隊にするには何が足りない?何が問題?アメリカが衰退したら日本も終わる。ミリオタの蘊蓄など役に立たない。問題山積どころか問題だらけ。どこから手をつけたらいいか途方にくれるだろう。日本に軍隊なんかいらない?まずはそこから始めなきゃだめだろうな。2017/10/19
恵美
2
憲法を改正して自衛隊を軍に昇格させ、叙勲もするべき。対応が遅れると取り返しがつかなくなる。軍事の本を読むといつも暗い気持ちになるけど、日本の現状って本当に待ったなしなんだろうな。2017/11/16
数之助
1
優秀な海自潜水艦長だったが、上司と喧嘩して5回左遷されたという筆者が自衛隊の実力をホンネで語った一冊。2025/08/09