内容説明
ボルネオ島の密林に、孤児になったオランウータンのための特別な施設―オランウータン・ケアセンター/検疫所があります。センターはオランウータン基金インターナショナルが運営しています。地元のボランティアたちが、そこに収容された赤ちゃんオランウータンの世話をし、野生に戻す訓練に協力しています。写真家スージー・エスターハスが、赤ちゃんオランウータンと、彼らを育てる里親のお母さんの大変な仕事ぶりを心温まる写真で見せながら、センターを案内してくれます。彼女は、成長過程や野生に戻されるオランウータンの様子とともに、センターが、オランウータン保護のために重要な役割をはたしていることも、大事な情報として伝えています。
目次
スージーから読者のみなさんへ
ケアセンターの治療室
オランウータンの守護神
母親をなくして
ケアセンターへようこそ
里親のお母さんたち
やさしく思いやりのあるケアで
お風呂の時間
森の学校
木登りの学習〔ほか〕
著者等紹介
エスターハス,スージー[エスターハス,スージー] [Eszterhas,Suzi]
野生動物写真家。自然に暮らす野生動物の生態から、絶滅危惧種の保護や傷ついた野生動物の救護活動を写真で記録する。アメリカ・カリフォルニアを拠点に北極から南極、そして熱帯地方まで撮影活動を展開し、1年の大半を野生動物の生息地で過ごす。作品は“Ranger Rick”、“National Geographic Kids”、“Smithsonian”、“Time”、“BBC Wildlife”などの世界中で知られる雑誌や新聞に発表され、書籍化されている
海都洋子[カイトヨウコ]
翻訳家。リテラシー教育研究者。米国ペンシルベニア大学教育大学院修士課程修了。M.S.Ed。Reading Specialistの資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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