江戸「トンデモ殿さま」列伝 - 贅沢三昧、家臣に逆上……34人の破天荒な行状

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江戸「トンデモ殿さま」列伝 - 贅沢三昧、家臣に逆上……34人の破天荒な行状

  • ISBN:9784569673462

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内容説明

江戸時代を通じて、全国には3000名を超える殿さまがいたという――。現代の経営学や指南書に登場する名君も数多いが、なかには“トンデモ”な事件で歴史にその名を残した殿さまも……。本書は、乱心・刃傷・改易・お家騒動など、“時代の空気”を読めなかった藩主たちが起こした仰天の出来事を一挙紹介。当時の大名が置かれた“特殊な環境”を考えると、「殿さま家業」も楽じゃない?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

左近

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単なるエピソードの羅列ではなく、章ごとにちょっとした考察が付け加えられており、それなりに読み応えもある。歴史好きならよく知っている事件や人物も多数登場。現代の我々は知的好奇心をくすぐられながら楽しんで読めるけど、徳川重倫みたいな殿様の下で暮らしていた人たちは、生きた心地がしなかったろうなぁ…2012/03/05

耳目之学(不定期更新中)

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太平の世の封建社会というのは徹底した上下社会だったようですね。少なくとも戦国時代であれば、下剋上にあうか他の大名に突けこまれてしまうだろう。勇気ある農民が幕府に直訴したことで多くの百姓が救われた上野沼田真田家(松代真田家の分家)の真田信利の悪政を除き、領主が死ぬまで百姓・臣下は苦しんだようだ。「苛政は虎よりも猛し」という名言の重みを実感しました。国民全員が権力者である(とは言われる)現代日本では、多少なりとも悪政を止めることができるかもしれない。やはり選挙には行かないと駄目ですよね。2011/03/14

耳目之学(不定期更新中)

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専制君主制は、君主が有能であれば国は良く治まるが、愚か者であるならば国は生き地獄と化す。この本で紹介されているバカ殿様たちの多くが領内で「生き地獄」を実現させた。この本では、江戸時代のバカ殿様の御乱心が笑い話として書かれてはいるが、その犠牲となった農民や家臣達の苦しみを思うと笑えない。重要なことは、バカ殿は過去の存在ではないということだ。現代の日本の政界、官界、財界、そして家庭にすら「バカ殿」が存在し、周囲の人間を不幸にしている。辺りを見渡せばたくさんいるではないか。

tooto39

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専制君主というものは誰しもトンデモな一面を持つ。2010/01/25

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