講談社文庫<br> 新装版 修羅の終わり(上)

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講談社文庫
新装版 修羅の終わり(上)

  • ISBN:9784062937047

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内容説明

記憶をなくした僕を戦慄させた奇妙な一言、「あなたは前世で私の恋人だったの」。謎の少女・小織の一言を手がかりに、失った記憶を探し始める。自分は一体何者だ?姉はなぜ死んだ?レイプを繰り返す警官・鷲尾、秘密結社“夜叉の爪”を追う公安刑事・久我、記憶喪失の〈僕〉が、錯綜しながら驚愕のクライマックスへと登りつめる。現在最も注目集める作家貫井徳郎の傑作本格ミステリー。<解説入り>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mura_ユル活動

122
貫井徳郎は初読み。どんどん読めてしまう印象。最近好んでいる2冊組。交番の爆破事件、その背後に日本青年同盟。3つの物語がかわるがわる。今後どうつながりを持っていくのか楽しみ。公安”桜”の久我恒次。売春組織を追う刑事鷲尾隆造、記憶を失っている斉藤拓也。つながっている部分もあり、完全に見えない部分も。下巻に進みたい。2021/10/10

Tsuyoshi

73
泥酔の上集団リンチに遭い記憶喪失になった青年。急激に勢力を伸ばす売春組織の存在を単独で追う悪徳刑事。スパイを使いつつ連続交番爆破テロと左翼団体のつながりを掴もうとする公安刑事。3つの話が平行して語られる展開。時空列が同じなのかも含め、それぞれがまだ謎多き中にも仄かに繋がりが見えつつあるなか下巻へ。読みやすいし貫井作品にはつい引き込まれてしまう。どんなどんでん返しがあるのやら。2018/05/13

えみ

67
骨太の極上サスペンス!「こんな悪を読みたかった」「こんな非道で困惑したかった」「こんな謎に触れてみたかった」を叶えてくれる最高の一冊。上巻にしてこのボリューム感。修羅とは一体何を指しているのか。この小説、本能が危険だと告げている!記憶を探す男、凶悪な警官、正義を履き違えた公安…三者三様の三つの視点から描かれた闇。掴めそうで掴めない朧な全体像がじわじわと恐怖を誘う。修羅の終わりはまだ遠い。下巻に行くのは怖いけれど、何が起きているか知らないままでは眠れない!複雑に絡み合い辿り着く先に待つのはやはり地獄なのか。2022/07/08

NADIA

61
記憶喪失の青年、公安の刑事、売春組織を追う刑事。この3つの視点で進むストーリー。うち、警察関係者二人ははっきりと悪いヤツだ。下巻の最後でひどい目に合うこと希望。そして残りの記憶喪失の青年のパートは、可愛い女の子に助けられた上に、「前世の恋人」と名乗る電波少女まで現れるご都合展開。こちらの三角関係も気になるが、この二人の脳内イメージがとても似ているので、どちらでもいっかと思う。ふらふらしているので、おそらく青年もそう感じているのだろう(笑) このまま下巻へ。2021/09/06

ワレモコウ

60
上巻。「日青同」という過激な思想を持つ組織を、テロ集団と疑い追う公安の久我刑事。薬物と売春組織を追う鷲尾刑事。記憶喪失になった青年。この3つの物語が交互に進められていく。それぞれの時代はいつなのか?3つの話が誰を通じて交差していくのか?3つの話が5〜6頁ずつだったりして目まぐるしいく、かなり胸糞悪い話ばかりだが、グイグイ読み進めて下巻へ。2021/11/16

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