内容説明
日々の生活に追われていると、私たちは“生き死に”を意識することはないかもしれません。でも、私たちが“生きている”のは当たり前ではありません。私たちは生身の身体をもって生きているので、頑張って生活しているうちに、知らず知らずに無理がたたって病気になったり、怪我をしたりすることもありえます。このようなことが自分の身に起こったり、あるいは家族や大切な人の身に起こったりするかもしれません。本書では、見えないけれど永続する“からだ”(霊魂)、他界、輪廻などについて、救急医として数々の不思議な体験をした著者が、人が死んだらどうなるかを紹介。「死んだらおしまいではなく、見守ってくれている」ことがわかり、死別の悲しみも癒えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽子
38
著者が救急救命医として過ごしてきた長年の日々の中で体験してきた不思議な出来事は、科学的に説明できないことも多くあり。「死」と向き合うことは「生」と向き合う事でもある。人間は目に見えない見えない力に生かされていると思える体験談の数々はどこかスピリチュアル的ではあるが、否定する気持ちにはならなかった。死によって命というものは、そこで途切れてしまうものではなくて見えなくても続いていくものであるというのは、共感することができた。いつもどこかで見守っていてくれている故人がいるのかもね。2022/10/08
ロマンチッカーnao
17
医学者が書く、死んだらどうなるのか。興味深い本でした。三途の川は日本人にしか出てこない。死ぬときは分かる。医学的に助かる見込みがあっても、この人はだめだというのがなぜか分かる。死ぬときはお迎えが来る。僕はだれがお迎えに来るのだろう。気になりました。2024/02/06
小豆姫
10
すーっといろいろなことが素直にふに落ちた。魂では、すでに知っていることのようにも感じた。無宗教である著者ならではの、押し付けがましさのない柔らかな文章が心地好い。2021/03/20
chi.
7
世界中で確認されている「お迎え現象」 臨死体験をした人に共通するのは「光」を見たということ p.105「大切な人が死んでしまった時、もしもその人が向こうの世界で楽しく過ごしていることを知っていれば、生きている人たちの心も自然と楽しくなってくるものだ。」2016/05/12
maimai
3
輪廻転生って本当にあるんですかね?人の主体は魂であり肉体が滅んでも魂は別の場所に行き、時間がたつとまた別の肉体をあたえられてこの世にくるという意見には考えさせられるものがあります。2015/03/20