岩波少年文庫<br> ジム・ボタンの機関車大旅行

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岩波少年文庫
ジム・ボタンの機関車大旅行

  • 著者名:ミヒャエル・エンデ/上田真而子
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 岩波書店(2017/07発売)
  • 読書を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン (~6/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784001142075

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内容説明

小さな島国フクラム国に,ある日とどいたなぞの小包.中にはなんと黒人の赤んぼうが入っていました.赤んぼうは成長して,ジム・ボタンと呼ばれるようになります.ジムは親友の機関士ルーカスと,機関車エマにのって冒険の旅に出かけ,さらわれたリーシー姫を助けるために,竜の町クルシム国へと向かうのでした.エンデの傑作.

目次

目  次

 1 ものがたりのはじまり

 2 ふしぎな小包みがとどく

 3 ジム、おいてきぼりにされそうになる

 4 とても変わった船で出発する

 5 海の旅がおわり、すきとおった木が……

 6 大きな黄色い頭がいじわるをする

 7 子どもの子どもと知り合いになる

 8 なぞにみちた詩を見つける

 9 ルーカスとジム、サーカスをする

 10 危険がせまる

 11 ジム、ひみつを知る

 12 未知の国へ出発する

 13 〈たそがれ谷〉の声が……

 14 ジムがいなかったら……

 15 砂漠のふしぎ

 16 ジム、顔を赤らめる

 17 見かけ巨人のはなし

 18 〈死の口〉の中で

 19 半竜の火山を直してやる

 20 エマ、竜にさんぽにさそわれる

 21 クルシム国の学校

 22 地下の流れを行く

 23 リーシー姫のはなし

 24 エマ、勲章をもらう

 25 ミセス・イッポンバ、別れをつげる

 26 ただよう島を見つける

 27 婚約式と思いがけないプレゼント
   訳者あとがき
   少年文庫版によせて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

emi

35
ミヒャエル・エンデの処女作。家二軒ぶんの大きさの島国・フクラム国。ある日宛先違いで届いた小包みには、小さな赤ちゃんが。ジムと名付けられたその子と機関士ルーカスと機関車エマの大冒険物語。最初機関車でどうやって旅をするのかしらと思っていたら、いつの間にかこの機関車に乗ってみたくてウズウズしてました。どんなピンチも冷静に切り抜けるルーカス、数々の危険と出会うことで勇敢になっていくジム、そして喋りはしないけれど心を持つエマ。読めば彼らの冒険に引き込まれてしまうこと間違いなし。解決しなかった謎は次巻に続くので楽しみ2015/10/23

しょうじ@創作「熾火」執筆中。

25
【15/12/26】小さな小さなフクラム国に届いた小包には、赤ん坊が入れられていました。赤ん坊は大きくなってジム・ボタンと呼ばれるようになりました。しかし、ジムが成長するには、フクラム国は小さすぎたのです。機関士のルーカスは、相棒の機関車エマとともに旅に出ることにしました。ルーカスとジムたちはマンダラ国に着きます。そこで、リーシー姫が竜に囚われていることと、ジム誕生の秘密の一端を知らされます。姫の救出と、ジムの秘密を解くために、ルーカスたちはさらに旅を続けます。2015/12/26

吟遊

20
大好きなミヒャエル・エンデの処女作。知人の声掛けで絵本を書こうと思い、一行目を書き出したところからどんどん膨らんで500ページの本作になったそう(絵本ではなくなった)。これで国際アンデルセン賞も受賞している。シュタイナー教育を受けたエンデだが、そんな芸術センスも光るのか。わくわくどきどき、ほんとうに面白いストーリー。2017/02/03

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

19
みなしごのジム・ボタンは、機関士ルーカスと機関車に乗って旅に出ます。マンダラ国について旅は終わり?中盤?と思ったら、なんと姫が竜にさらわれ、姫を救い出すことに。奇想天外な展開にハラハラしてしまう冒険ものでした。見かけ巨人のトゥートゥーさんなど登場人物も面白かったけど、機関車が船になるのが一番!2021/08/23

ばななな

18
本当に面白い。 エンデが、最初の一文を書きそこから次の文を考えて書き、そこから次の文を考えて…と、即興的に書いたのだと知り、納得。まさに先の読めない展開に、引き込まれました。 エンデはこの世界を自由に遊んでいたから、こんなに生き生きとしている。 最後の機関車の赤ちゃんは、あまりにも唐突で突拍子もない話だか、そこに感動を覚えてしまった。2018/09/01

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