新潮新書<br> 大坂城―秀吉から現代まで 50の秘話―(新潮新書)

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大坂城―秀吉から現代まで 50の秘話―(新潮新書)

  • 著者名:北川央【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 新潮社(2021/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106109324

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内容説明

本願寺の大坂(石山)御坊の創建に始まり、豊臣秀吉によって築かれた大坂城。大坂冬の陣、夏の陣を経て、徳川政権下では将軍の城とされ、徳川慶喜もまたこの城で、各国公使と会見した。秀吉のきょうだいを名乗った者の末路や、淀殿の本当のお相手の名、豊臣秀頼生存説や、真田幸村、後藤又兵衛ら名だたる戦国武将の驚きのエピソード等、日本一のドラマティック・キャッスルの名にふさわしい歴史秘話50を紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エドワード

32
大阪城―それは誰もが認める大阪のシンボル。アンギラス、バルゴン、ゴモラ、大阪を襲う怪獣は必ず大阪城を破壊する。大阪城の原型は石山本願寺で、跡地に豊臣秀吉が建てた豪壮な城郭は大阪の陣で焼け落ちる。徳川秀忠が豊臣大阪城の上に築いた城がその後の歴史の舞台となる大阪城だ。戦国、幕末の大勢の人々が関わった城。浅井長政の次男の血脈が幕末まで続くとか、真田幸村には子孫がたくさんいたとか、歴史のこぼれ話が興味深い。竹生島で見た極楽橋も出て来る。現在の天守閣のトラのレリーフが阪神タイガースの名の由来とは初耳!面白い!2022/02/08

みこ

18
筆者のストックの一部を編集したもののようだが、タイトル通りにするなら羽柴時代の秀吉の話はカットしてその分本願寺時代の大阪や明治以降の大阪城の話を盛りこんで欲しかった。。豊臣時代から江戸時代にかけての話はメジャーなものから知らなかった話まで面白く読めたので満足な出来。ラストは今年にふさわしく大阪と虎の話で締める。でもみんな誤解しているけど阪神の本拠地は兵庫県なんだよな。2022/02/06

GOTI

5
☆☆★題名は「大坂城」とあるが、むしろ秀吉の時代から徳川の「御瓦解」までの50のエピソード、歴史秘話と言うよりはトリビアや噂話を集めている。中には「淀殿の浮気相手・秀頼の父親は」「秀吉の兄弟を名乗った者たちの末路」「真田幸村生存説」「秀頼生存説」「後藤又兵衛生存説」「秀頼の子供たちのその後」「幸村の子供たちのその後」などなど。嘘かまことか? 2022/02/20

わ!

4
面白い!ちなみにタイトルは「大阪城」ですが、直球で大阪城が書かれるのではなく、本当にいろいろな事がらが大阪城に関係していて、それがとても興味深いエッセイになっているのです。例えばエリザベートと大阪城や、麻生太郎さんと大阪城なんて、元館長でなければ書けないエッセイです。私は、徳川慶喜さんが大阪城でのフランス料理ののフルコースを、来日イギリス・オランダ・フランス・アメリカの公使たちに振る舞ったという話が面白かったですね〜。フランス人が当時の日本へ来て母国料理を振る舞われる訳ですが…どんな心境だったのでしょう?2024/02/06

狐狸窟彦兵衛

2
太閤さんのお城は、徳川が建て直し、大阪市民がまた建て直し。蓮如上人の大坂御坊やら、お昼のドンやら、エピソードが満載で、あっと言う間に読み終えました。また、これで講談も百倍楽しく聴けます😊

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