内容説明
「あたし達は大丈夫だ!真っ直ぐに行くぞ!」
涼月(スズツキ)の咆哮を合図に、憲兵大隊(MPB)+公安高機動(MSS)隊の特甲児童達は戦火の街・ミリオポリスを駆け抜ける。都市を壊滅の危機に陥れた主犯格+特甲猟兵達をひとり残らず倒すべく、善きつながりの感覚とともに最終決戦に臨む少女達。やがて迎える終極で、それぞれの背負った因縁にも決着のときが訪れる――。6人の機械化少女と、ともに戦った数多の戦士達の物語、ついに感動のフィナーレ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
42
特甲少女達の大河ストーリー最終巻。いや、これは文句無しに大傑作というか正直あまりにも面白すぎて何て表現したら良いのかわかりません。スタートから完全にトップギアで走り出し、その勢いのままラストまで走り抜ける怒濤の展開と数々のドラマは圧巻という言葉ですら生ぬるいくらい素晴らしい。シリーズ最終幕に相応しい激戦の連続、特甲少女達は強靭なる意志で激戦を乗り越え、新たな旅立ちの日を迎える。これほど圧倒的な熱量と感動をくれた作品に出会えた事を感謝したい。冲方先生有難うございます。これから始まる彼女達の新しい道に幸あれ。2017/07/01
いおむ
25
シリーズ完結!それぞれ過酷な生い立ちを持つ少女・少年たちの物語がそれぞれの巣立ちを迎えて未来ある終わり方をしてくれたことに感謝。良い終わり方でした!それにしても事件の流れと膨大な登場人物のエピソードをからめて、よくぞここまで書ききったな~敬服します(^^;2020/02/11
磁石
23
ご卒業おめでとうございます! ようやく死人は冥府に、ピエロはおもちゃ箱の中に戻すことができた。……「私は命令に従っただけだ」。コレは全てが許される免罪符だと思ってしまったが、違った。公人・軍人として絶対に言ってはならないタブーだということがわかった。2017/07/23
腰ナス
21
濃い戦闘シーンが長く続くのはばいアスを想起させる。凰が帰って来て本当に良かった。ロートヴィルトとホイテロートがどんどん焦っていってるのが痛快。最後にきっちり倒したのも良い。サイクロプスやら龍王なんかの本名が出てなかった敵が全員明かされたのも良い。陸王は誰も戦わなくて済む国を…とか言ってたのが辛い。オイレン4巻で垣間見えた兄弟の絆とかもあったし。雛が戻ってきたのが良かった。MSSに永久就職かな。乙や陽炎はどんな後輩を迎えるのか、どんな先輩面するのか考えると楽しい。味方の特甲児童たちが皆幸せそうで何より2017/07/07
本の蟲
16
再×∞読。一時完結が危ぶまれていたため、読めてよかったと何度でも実感。昔のエピローグ予想で、白露のヴァイオリン、夕霧の歌、水無月のチェロ、雛のハミングでプラーター公園での演奏を夢想していただけに、特甲猟兵の最後が悲しい。――逆にシリーズ始まったころに、水無月の株がストップ高になるとは誰が予想しただろう。特甲児童全員を支え、鳳を守り助け、乙を叱咤し、そして雛にパンツもらう。マジぱねえ2019/04/06
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