内容説明
不安と生きるか
理想に死ぬか
外国の文明を学ぼうと、死罪を覚悟で黒船に乗り込もうとした。
幽閉の処分となると、小さな塾を開いて、高杉晋作や伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた。
誰よりも遠くを見据えながら、幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰。
彼の「心」「志」「士」「友」「知」「死」日本史上、最も熱くてリアルな人生哲学が世代を超えて心に響く、強くてやさしい言葉でよみがえる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
200
どのようして「覚悟」を磨くのか?を知りたくて手に取りました。大切なこと程シンプルであるとおり「行動することでしか覚悟は磨かれない」とのことでした。トライ&エラー、PDCA、インプット&アウトプット、と現代では名称も方法も多々存在するのにどうしたもんかと思ったのですが、「誰かのために」という利他的な因子がとっても重要であることが分かったのは僥倖でした。2025/11/11
森林・米・畑
160
松陰先生は、死罪の判決にも動じず「承知しました」と受け入れ、付き添い役人に「今日もまたご苦労でございます」と敬意を払った。刑場の首切り役は「これほど最期の立派だった人は見たことがない」と感服したそうだ。死の直前まで毅然とした態度が、これまでの生き様に表れる。覚悟をもって生きてきたからなんだろう。何のために生きるのか、よく考えなければいけないなと思った。2023/01/15
ちくわ
139
【♪】読了後…妙に体温が高まると言うか、グジグジと頭だけで考えるのをヤメて、理論と行動の両輪をブン回してみよう!という気にさせてくれた。改めてwikiで調べたが、松陰って若干29歳で亡くなっている。松下村塾では僅か2年半しか教えていない。なのに塾生達の錚々たる顔ぶれよ! 知れば知るほど彼の功績のエグさが伝わるし、言葉の重みが増していくようだった。さて、明治の長州閥は吉田松陰の影響を大きく受けてそうだが、対する薩摩閥は誰の影響を色濃く受けているのだろうか?とふと考えてしまった。桂庵玄樹は時代が古いしなぁ…。2026/03/11
MI
123
志半ば、30歳の若さでこの世を去った吉田松蔭。彼が弟子たちに語った言葉が綴られている。彼は身分や出身によって人を選ばず、一人ひとりから才能を見つけようと親身になった。「松下村塾」は「教えるのではなく、共に学びましょう」という理念。なかでも松蔭は行動につながらない学問は無意味だと考えた。いかに早く多くの失敗を重ねることができるか。そして未来はいくらでも自分の手で生み出すことができるという自信を休むことなくうみ続けることだ。この命をどう使い切るのか。高い志と行動力に学ぶところが多くあった。2023/02/17
ひろき@巨人の肩
119
超訳のため内容が発散した感はあったが、松蔭の自分の美学を貫き通す生き様は「覚悟の磨き方」というタイトル通りなのだと思った。以下は本書に関連するネットで拾った松蔭の名言「諸君、狂いたまえ」「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」「宜しく先ず一事より一日より始むべし」「君子は交わり経ちて悪声を出さず。」辞世の句「親思うこころにまさる親ごころけふの音づれ何ときくらん」「身はたとえ武蔵の野辺に朽ちぬとも留めおかまし大和魂」2020/01/02




