覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

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覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

  • ISBN:9784861139925

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内容説明

不安と生きるか
理想に死ぬか


外国の文明を学ぼうと、死罪を覚悟で黒船に乗り込もうとした。
幽閉の処分となると、小さな塾を開いて、高杉晋作や伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた。
誰よりも遠くを見据えながら、幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰。

彼の「心」「志」「士」「友」「知」「死」日本史上、最も熱くてリアルな人生哲学が世代を超えて心に響く、強くてやさしい言葉でよみがえる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

forest rise field

125
松陰先生は、死罪の判決にも動じず「承知しました」と受け入れ、付き添い役人に「今日もまたご苦労でございます」と敬意を払った。刑場の首切り役は「これほど最期の立派だった人は見たことがない」と感服したそうだ。死の直前まで毅然とした態度が、これまでの生き様に表れる。覚悟をもって生きてきたからなんだろう。何のために生きるのか、よく考えなければいけないなと思った。2023/01/15

MI

117
志半ば、30歳の若さでこの世を去った吉田松蔭。彼が弟子たちに語った言葉が綴られている。彼は身分や出身によって人を選ばず、一人ひとりから才能を見つけようと親身になった。「松下村塾」は「教えるのではなく、共に学びましょう」という理念。なかでも松蔭は行動につながらない学問は無意味だと考えた。いかに早く多くの失敗を重ねることができるか。そして未来はいくらでも自分の手で生み出すことができるという自信を休むことなくうみ続けることだ。この命をどう使い切るのか。高い志と行動力に学ぶところが多くあった。2023/02/17

ひろき@巨人の肩

117
超訳のため内容が発散した感はあったが、松蔭の自分の美学を貫き通す生き様は「覚悟の磨き方」というタイトル通りなのだと思った。以下は本書に関連するネットで拾った松蔭の名言「諸君、狂いたまえ」「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」「宜しく先ず一事より一日より始むべし」「君子は交わり経ちて悪声を出さず。」辞世の句「親思うこころにまさる親ごころけふの音づれ何ときくらん」「身はたとえ武蔵の野辺に朽ちぬとも留めおかまし大和魂」2020/01/02

竹城 俊之介

81
たかだか2年半開塾しただけの松下村塾。総理、官僚、軍人など維新政府の核となる人材を排出した、まさに伝説の塾。吉田松陰自身30年位しか生きていない。この短時間で一体何を?どう教えたのか? 松陰先生の凄まじさは行動力と熱い志です。行動力ありすぎて何度も何度も投獄されるも、獄中ですら教育者であり続けた男。めちゃめちゃ破天荒で、あまりにまっすぐなその生き様が、弟子たちにとっての強烈無比なロールモデルとなったのか?人の心に火をつける魂の教育者です。本書の言葉の数々は、百年を越えてなお鋭く、熱く、心揺らします。2023/10/08

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

63
現代語に訳した吉田松陰語録。巻末の編訳者のプロフィールが多少胡散臭いのが気になるし、装丁からして『超訳 ニーチェの言葉』の二番煎じ丸出しである。だが自己啓発目指した松陰の良い言葉が並ぶ。松陰伝を数冊読んだ事がある私には、融通がきかな過ぎるほど自分の本気を押し通した松陰の幼児性を思い出して辟易する面もあるが、こういう本気を持った人に圧倒された弟子の気持ちもわかる。松陰はツッコミではなく大ボケなのだ。2013/12/10

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