内容説明
英国式ローストビーフとアジの干物の共通点は?
刺身もタコ酢もサラダである?
アルジェリア式羊肉シチューからフランス料理を経て、豚肉のショウガ焼きに通ずる驚くべき調理法の秘密を解明する。
火・水・空気・油の四要素から、全ての料理の基本を語り尽くした名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
149
「火・水・空気・油」の四要素を頂点とした四面体として、料理を分析した本です。考え方が独創的であり論理的、著者の古今東西の料理の知見の広さに、圧倒されました。人が思いつかない視点を提示してくれたことで、実物の料理した物からは見えない側面が見えた気がします。面白い一冊でした。2021/12/29
こばまり
51
なるほどステーキはサラダだし目玉焼きは天ぷらだ。脳のツボをくぃっと押され心地よい。挿まれたアルジェリアのスナップは著者だろう。屈託のない笑顔の青年がその後、屈託のあるおじさんになったのだなぁとしみじみした。2017/11/05
chiseiok
50
文春文庫版が積んであるのに中公文庫版を新刊で買ってしまうという…そもそもこういう事を避けるために読メ始めたはずなんですが(^^;)。それはさておき、何さこれ最高!そもそも1980年の単行本発刊当時から気にはなっていたんですが、早よ読めば良かった。文系なのに理屈好き、かつ下手だけど料理好きの自分にはど真ん中。タイトルに料理って付くけれどレシピ本でも調理技術の本でもなく、まぁ料理エンタメエッセイ?とでも呼ぼうか。内容全然違うけれど『動的平衡』読んだ時と同種の興奮。"料理の四面体"って…そーゆーことだったのか!2018/11/12
なかしー
44
林修先生推薦図書 普通の料理の本とも、科学の本とも言えない。 どっちかと言うと算数の本? 数学の本と言う「うっ」って心のATフィールドが出来てしまう私でも難なく行けたので、算数の本にしました。 内容は様々な国の料理をショートショートにまとめた短編集。 伏線回収は証明問題みたいだった。 作者は本当に賢い。 全然関係ないけど画家ボブ・ロスの「ボブの絵画教室」を観てるみたい笑 「ねっ、料理って簡単でしょ?」ってなった。2018/12/26
まるほ
38
一風変わった“料理本”。一般的な料理本のような調理(料理)のコツや技術(テクニック)を解説するのではなく、調理そのものを論理的に考え直して見直してみるとどうなる?という視点で貫かれた本。▼著者によって、和洋中、世界中の料理が等しく分析されると、あら不思議、あの料理とこの料理は実はひと続きのものだったのね、という結論となり、これに納得されられる。その一例が『刺身はサラダ』。▼そして最終的に「すべての料理は、水・火・空気・油の4要素の四面体で説明しうる」というこの本の結論に至る。▼おもしろく読みました。2021/04/14




