内容説明
美大生の宇野正直は、大学の近くのコンビニでバイトをしている。そこには、毎日なぜか「ソース」だけを買っていく美人がいた。いつしか正直は彼女に恋心を抱き、密かに“ソースさん”と呼ぶようになる。あることがきっかけで、彼女と急接近し、自らの想いを告白した正直。彼女は想いを受け入れてくれたが、「ソース」を買っていた記憶はなかった。なぜ――。隠された真実が次第に暴かれていく中、本当の愛を求めてさまよう2つの心。その先にあるものは一体…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秀玉
24
表紙は好きでないかも。読んだ、最後だけ主人公以外の女子の一人称で描かれている。この部分に既視感。読んだ?ただタイトルにもあるソースがポイントなのだが、その辺はまったく初めての小説。ではなぜ最後の章だけ既視感があるのか、わからない。小説で描かれる催眠療法による記憶書き換えの話は他でも描かれており、推理小説もある。この小説は奥手君の恋と、その結末の話。ゆるいタッチの内容だが、なぜ覚醒したのか、その部分の記述は弱い。結末はこうなるだろうなと思える安心感があり、さらりと読める。全編を通し主人公のブレなさが好きだ。2022/08/31
☆(´(ェ)`)☆
19
Bookoffで本棚を舐めるように見ていたら笑っちゃうタイトル本が!スラスラ読める恋愛もの。愛する人の死で心が壊れてしまった彼女を支えた彼。二人を見守る人…あんな事やこんな事描かれてたが軽く読めてしまった(^o^;)が、彼女を支えた彼の心の素直さは素敵でした。2020/07/19
風音
16
最初の展開は早くて驚いた。 正直くん、素敵だった。 佐伯さん、なんなかんやで正直くんと良い関係を築いていきそう。2018/10/08
Mie Tange
10
面白い話だったんだけど… 最後の方いらなかったなぁーと思う(´・ω・)2019/08/01
Shinryo4
10
初めて読んだジャンル。そこそこ面白かったが、もう少しソースさん始めいろんな人の心理描写が欲しかった。最後のスピンオフが面白かった。2018/06/14