内容説明
「福祉技術」とは,誰もが快適に過ごせる環境をつくり上げるための数々の技術の総称。従前の福祉技術は「高齢者」「障がい者」にスポットライトを当ててきたが、本書では東京オリンピック2020も視野に入れて、「子どもとその親」「外国人」の目線も重視し、4つの視座で都市環境をとらえ直した。それこそが、真のユニバーサルデザイン化に必要なことであり、現代に生きるわれわれの都市を見るべき重要な視座だと考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s-kozy
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以下、「はじめに」より抜粋。「誰もが快適に過ごせる環境をつくり上げるための数々の技術を総称して、『福祉技術』という。(略)従前の福祉技術は、高齢者および障がい者にスポットライトが当てられてきたが、本書では、東京オリンピック2020も視野に入れて、(略)高齢者・障がい者・外国人・子どもとその親という4つの視座で都市環境をとらえ直す」抜粋以上。福祉全般のみならず都市整備や交通、流通などについて学ぼうと考えている大学生や大学院生辺りの人にとっては格好の入門書。著者は東京都市大学都市生活学部の准教授。2017/06/15