内容説明
和食が世界遺産に制定され、日本料理はここ十年余りの世界的な流行になった。外国の料理人の多くも関心を持って、誰もがそれを理解しようとしている。しかし、当の日本人の多くは日本料理を意識することすらなくなってきているのではないか。そこで、日本の食を支えている食材の生産者や職人を、作家であり料理人である著者が訪れて、私たち日本人が実は知らない日本の“食”を紹介する。自らの仕事に誇りと情熱を持ち、それに打ち込む姿は我々日本人が誇るべきものであり、それが我々の食文化を守っていることがよくわかる。作家ならではの筆致と、料理人ならではの視点をもつ著者ならではの文章には他を寄せ付けない力強さがある。ダイヤモンドオンラインの連載『ニッポン 食の遺餐探訪』に加筆・再構成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
34
料理のプロが食材に拘って調べた事を書かれています。素晴らしいのですが、あまりに詳しすぎて読んでいて疲れてしまい流し読みとなりました。2017/11/25
魚京童!
14
どれもこれもしょうがないよね。だってこの世は資本主義。素晴らしいよね。間違っていないと思う。生まれたときから資本主義だから、それを信じるしかない。変えることなんてできない。そういうことでいいと思う。だから本当のおいしさとは?ってなる。言語の問題だ。そんなことを問うこと自体が間違っている。今さら理想の過去には戻れないのだ。諦めてこの世を謳歌するしかない。アマゾンパントリー使って買い物して、家から出なければいいんだよね。でも近くの八百屋の野菜のがおいしい。それは間違いない。でも冷蔵庫がしょぼすぎてすぐダメにな2020/03/03
伶夜
13
食を観光資源として世界から人を招き入れたいのなら、僕らも普段からおいしさを求めないといけない。(本文より)2020/11/12
kuma suke
9
ついつい安いものを手に取ってしまうけど、出来るだけちゃんとおいしいものを食べたいなぁと思う。2017/08/06
すのーまん
8
食べるということについて、じっくりと考えさせられる一冊でした。大豆、出汁、海産物、どれも日本人の舌に馴染んだ食材。消費者が賢く選べばそれが生産者に反映されて、生産者を支える。それがよりよい製品に繋がり…という素敵なループ。本物を見極められる消費者となり、よい製品を支えていきたいと心から思える。自宅最寄りのデパ地下で、三之助とうふが売ってました。めっちゃ高価でびっくりしましたが、一度味わってみたいと思います。2018/01/14
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