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内容説明
本書は、漢字にまつわる身近で気になる疑問を解くことで、漢字のキホン的なしくみが浮かび上がる“仕掛け”になっています。たとえば、そもそも書き順って、誰が決めた? 当て字が“許される”かどうかの境界線は?「送る」と「贈る」はどう使い分ける? 坂本龍馬を「竜馬」と書くのは間違いなの?「素敵」になぜ「敵」の文字が入っている? 「一箇所」「一個所」「一ヶ所」「一カ所」…正しいのは? 音読みと訓読みを見分けるコツは? など、漢字に向き合うすべての日本人におくる70のツボ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめ
17
漢字好きとしては見過ごせないタイトルの本を発見し、つい手を伸ばした一冊。音読み訓読みなどの基礎中の基礎から漢字の成り立ちなどの応用まで、各テーマ2~3ページほどに綺麗にまとめられている。全体的にわかりやすいし読みやすい。いわゆる「当て字」がそのまま常用化した漢字や、「お!こっちの漢字で書いたほうがカッコいいな!」みたいな理由で書き換えた字の方が一般的になってしまった漢字(素的→素敵)など、人間味溢れる理由で変化した漢字が好き。今使っている漢字のうち将来的に変化していくものはどれだろう、と考えるのも面白い!2017/07/09
もよ
10
円満字さんの知識の引き出しから、親しみやすい部分を取り出した感じ。漢字のディープな世界への入り口としてよいと思います。2017/08/04
Lagavulin
7
パラパラと雑学収集程度に。漢字の本質は他の本を当たろうと思う。2021/11/04
おさと
5
案外ゆるい漢字の世界。2018/02/21
乱読家 護る会支持!
4
音読みとは中国語の発音を日本語風に変化したもの。訓読みとは漢字の意味を日本語に翻訳したもの。対象は「タイシヤウ」、対称は「タイシヨウ」、対照は「タイセウ」と元々発音が違っていた。峠、畑、鰯、働などは日本で作られた。漢字の歴史は3300年。音読みは元になった中国の地域や歴史(漢音、呉音、唐音など)により異なる。「渡辺」の「辺/邊」は、150種類以上ある。坂本龍馬も坂本竜馬も正解。。。 まあ、暇つぶしに、、、2017/11/11