内容説明
愛する男のためにその姿を蛇に変えた女、龍の化身に見初められ天に昇った姫君、人の想いに応えた吉祥天の嫉妬心……なぜこの愛は、かくも妖しく狂おしいのか。本書は、『古事記』『今昔物語集』『日本霊異記』など、日本の古典を彩った、神々や妖異が人と縁を結んだ21の物語を紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
春の夕
4
語り継がれた愛の物語が数頁で紹介されています。読み易くそして引き込まれる文体ではじめから終わりまで満たされた心地のまま読み終えました。中でも『御伽草子・玉水物語』『伽婢子・早梅花妖精』『信濃奇勝録・黒姫物語』は読了後もう一度読み返してしまうほど魅せられた物語です。2019/05/09
☆ひとこぶラクダちゃん☆
3
『怨、哀、怖、妖』の章に分かれており、狂おしい程の愛(片想い…)が描かれた、古典作品が集められています。面白いのは『美しい人への一目惚れからのストーカー行為』惚れた者勝ちで「恥をかかせるな」と逆ギレありの凄まじい行動力です…。途中で気分が悪くなる様な、想像以上の描写もあり、パンチのきいた一冊になっております。『シティハンター』を彷彿とさせる挿絵が面白いのも魅力的でした。2025/10/22




