内容説明
連続幼女殺害事件! 首を絞められ、鋭利な刃物で下腹部をメッタ刺しにされた幼女の死体が発見された。刑事ジョルジュと少年囚人ヴィドックのコンビがたどりついた恐るべき連続幼女殺人魔の正体とは? 革命に突き進む18世紀末、フランスの古都アラスを舞台に描く衝撃の歴史サイコ・ミステリー。
目次
第一章 予兆
第二章 下層民
第三章 毒には毒
第四章 密偵の誕生
第五章 立派な浮浪者
第六章 殴られる女
第七章 闇に昇る太陽
第八章 早熟な神童
第九章 銀行家の葬式
第十章 聖アントニウスの厳戒
第十一章 凶行の夜
第十二章 追いつめる
第十三章 矛盾
第十四章 雨の墓地
第十五章 回帰
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
琵音
3
フランス革命直前の地方都市アラスが舞台。この街、ロベスピエールの故郷だそうです。そしてヴィドックは実在の人物。この時代背景にこの登場人物の設定はとても合っていると思います。2012/03/15
タッキー
2
フランス革命前夜に起こった連続殺人事件に挑む刑事とその相棒の囚人のお話。囚人が相棒となるところに、フランスの歴史を感じました。でも犯人自体に意外性もなく、話もシンプル。まぁそれがええと言えば、ええのでしょうが。。2016/07/25
かよまる
1
半身浴の間にほぼ一気読み。二回目はしばらく読まないだろうけどおもしろかった。しかし冒頭の場面は何だったのだ?最初の殺人現場だとすると、犯人の呼ばれ方に違和感。2013/01/10
ゆぼ
1
シャルルのサイコミステリーのような話だった。なんとなく藤本ひとみの本の犯人がつかめるようになってきたかな?^^ 2010/03/12
海野藻屑
0
ジョルジュの未来はいかに?と思ったが言葉をなくすような惨劇のあと、明るい未来が遠くから近づいていた。2017/07/06