内容説明
ストレスフリーで生き抜く 366のヒント
ストレスから解放される思考法
世界中の著名なスポーツ選手や政治家、実業家などが実践している考え方がある。ギリシャ哲学ストア派の思想である。誰でも一度は「ストイック」という言葉を耳にしたことがあるだろう。「ストイック」というのはストア派に由来するが、禁欲的とか感情を殺すとか、自分に厳しいイメージが強い。しかしこれはまったくの誤解である。哲学と聞いただけで敬遠してしまいがちだが、本書はそれらの哲学書とは一線を引く。1日1節の読み切りとなっていて入りやすい。
3つの原則「ものの見方」「行動」「意志」に沿って構成され、毎月、特定のテーマに焦点を当てる。そして毎日、新たな視点を示す哲人の言葉を紹介し解説を加えている。
本書を手にとる人のなかには、ストレスを抱える人、過労で苦しむ人、あるいは何か依存症と闘っている人もいるかもしれない。年齢や職業・立場に関係なく、そしてどんな苦難に陥っていようとも、ストア派の知恵はきっと役に立つ! ストア哲学が歴史上の偉人や現代の著名な人々に支持されるのも、人生の苦境に耐え抜く強さと耐力を教えてくれるからなのだ。
誰の人生にもさまざまな苦難が立ちはだかるが、それを苦難ととらえるのは自分自身。物事はただそこにあるだけ―よいも悪いもないのだ。どうすれば悩みのない境地にたどり着けるのか。その答えがここにある。あとは実践するだけだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
プランクマン
20
本当に有難い先人の金言集。繰り返し読み込んで一文一句覚えてしまいたい。無意識にこの思考をできるように。 ストア派はストイックの語源ともいわれるようだが、限られた人生を無駄に過ごさず、最後の瞬間に後悔がないように生きるための考え方というだけである。 外的な要因に囚われず幸福に生きることは誰にでもできる。キーワードは「ものの見方・行動・意志」、特に大切なことは自分の領域とそれ以外を分けること。 どうにもできない外的なことは悩んでも仕方なく、ありのままに受け入れ、務めを果たす。それで良いのである。2021/04/17
ぽんすけ
15
先日20年ぶりくらいに「人生の短さについて」を、続いて「自省録」を読んだのだが、ストア派の教えというのは現代を生きる我々にも十分通用する有用な考えだと改めて感じた。この本はストア派を代表する哲学者の言葉を一日一つずつ取り上げることで、毎日の私たちの日々をよりよいものにしていこうというもの。著者が米国人な為か引用事例が米国の著名人に偏るのが一つ難点ではあるが、セネカ、エピクテトス、マルクスアウレリウスといった後期ストア派の代表的な箴言が網羅されており、毎日読むことで自分の心を奮い立たせることができると思う。2026/05/10
プランクマン
15
再読。一日一つという構成となっているため、日々読み続けて、ちょうど年末にて読了。その日の出来事に対してその日に読んだ内容で反省することも多々あったし、自身の生き方のベースに根付かせたい内容である。今年も初心にかえり、最初から学び直します。 自分メモ:今年は特に信義を大事にせよ2022/01/02
大先生
15
ストア派哲学を実践するための本です。ストア派は「ストイック」の語源になったものですが、単なる禁欲主義ではありません。【徳(自制、勇気、正義、知恵)こそが幸福の鍵であり、悩み苦しみの多くは物事そのものよりその捉え方に原因がある。我々がコントロールできるのは唯一「理性による選択」のみ。理性によって外界の物事を分類・反応し、それに合わせて自分を変えていくのが良い】というものです。そして、まずは、自分がコントロールできるものとできないものを区別するのが重要だと。なんとなく儒教や老荘思想に近いものがあります。2021/12/08
roughfractus02
13
国家の境界が曖昧化し、GAFA等によるサイバー空間の寡占と地上での保守主義の反動の中で人々の考えや行動も変わりつつある。近代システムが崩れ「中世化」と呼ばれる変動が起こる現在、古典を読みセクストス・エンペイリコスやセネカらを引用する投資家N・N・タレブは、ギリシアからローマへ激変するヘレニズム期に「中世化」する現代の生き方のヒントを見出す(『反脆弱性』等)。ビジネス書である本書も、主に倫理を論じた後期ストア派(マルクス・アウレリウスら)の言葉をIT経済の変動に対する生き方として日々参照できる構成を採る。2019/07/18




