内容説明
真田昌幸の鬼神のような戦術と、猿飛佐助、霧隠才蔵の変幻自在な妖術が家康を震え上がらせた――天正十三年、信濃上田城を包囲した徳川勢を撃退した昌幸だったが、その後、真田家存続のために、信幸を徳川家、幸村を豊臣家の傘下に入れる。そして慶長五年、関ヶ原合戦に向かう秀忠軍を再び上田城で迎え撃つ彼らが用意した機略とは。二度も徳川に煮え湯を呑ませた、真田軍団の痛快な活躍を描く長編力作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
32
★★★★津本版忍者もの。兎に角この手の小説、特に十勇士ものは血湧き肉躍る。後半に期待。2015/09/21
こぺたろう
1
長い時間をかけて読了。上巻の終わりは九度山への蟄居。先週、九度山の真田ミュージアムに行ったので、どんなところかはイメージしながら読んだ。もちろん高野山も。 本としては、猿飛佐助と霧隠才蔵の2人の存在感が強すぎて、2人が主人公みたいな印象の本。下巻からの展開で、また違った印象になるかも知れないが、上巻は真田一族より十勇士の方が際立っていた。2016/05/01
あきのぶ
1
方言まるだしなので、すらすら読めない。慣れるのに少しかかった。猿飛、霧隠が超人すぎる。2015/06/08