できることを取り戻す魔法の介護

著者名：にやりほっと探検隊【著】

ポプラ社（2017/06発売）

• ISBN：9784591154434

内容説明

「歩けるようになった。笑顔が増えた」　――テレビや新聞などメディアで注目の新しいケアの発想、実践法が一冊に。　【ヒヤリハットから「にやりほっと」へ】　事故のないように、あるいは時間短縮のために、余裕がない介護の現場の反省から、視点を変えた高齢者との接し方、「にやりほっと」活動が始まっています。　本人の「好きなこと」「得意なこと」「これまで習慣として続けていたこと」に注目し、具体的なケアに生かすことで、ポジティブな気持ちと健康的な生活を取り戻す。　そんな現場の取り組みを、家庭向けに紹介。　介護の新しいスタンダードともなる一冊です。　【おすすめ実践リスト付き】　食事の準備から実際の調理、片付け、掃除、趣味など、ご家庭で１５分程度から行える、おすすめ実践リスト付き。　毎日決まった「役割」を持つことで、生活そのものがイキイキします。　【著者】　にやりほっと探検隊（長谷工シニアホールディングス）　介護の現場、また介護スタッフの職場を改善しようと、スタッフが中心となり始まったプロジェクト。　長谷工シニアホールディングスは、有料老人ホームをはじめ、サービス付き高齢者向け住宅、認知症グループホーム、認知症デイサービスや訪問介護事業所などを展開。　グループ３社（生活科学運営、センチュリーライフ、ふるさと）の事業拠点（施設＋事業所）は約１００カ所、入居者・利用者の合計は約４０００名。　高齢者向け住宅の運営３０年以上の実績を活かしつつ、在宅で暮らし続けることも支援し、「最期まで自分らしく、住み慣れた地域に住まい続けるために」お客様への最適なサービスを提供している。　「最適な生活環境を創造し、社会に貢献する」という長谷工グループの企業理念にかなう、お客様を生涯にわたってサポートできる企業を目指す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kou]

｢ヒヤリハット｣はよく聞くが｢にやりほっと｣は斬新な考えだと思う。福祉業界はブラックと聞くが、資金、時間、人手が無い中、この本を読む事で忙しさで忘れてしまった初心を思い出すことができるんじゃないかと思った。それと、｢にやりほっと初代探検隊隊長｣就任エピソードは心が温まった。

2018/12/31

[T-Y]

「にやりほっと」。わかりやすく、読みやすい。僕の職場でも実践していきたいものがある。

2019/04/17

[ichigomonogatari]

昔、得意だったこと、今やりたいことをすることが、高齢者の能力をこんなにも回復させるとは。介護施設はとても忙しいというイメージがあるが、このように余裕があるところもあるんだな。

2018/01/27

[okatake]

医療や介護の世界には、「ヒヤリハット」というものがあります。とても重要視されています。事故をおこさないために。これはこれで大切なことです。だからこそ、広くどこの職場でも利用されているのでしょう。 長谷工シニアホールディングスでは、新たに「にやりほっと」を始めました。これは、逆転の発想。とっても大切なこと。ある方の動きを事故につながると考えるか、それとも自己実現ややる気、できることへと繋げていくか。それを組織として運用することができたのが素晴らしい。みんな思っていてもできなかったことを形にしたのがね。

2017/08/27

[マナティ５１]

母を見てて、難しいことだなと思った。なかなかにやりほっとを見つけてあげたいと思ってない自分に気づいてしまった。

2017/06/15