文春新書<br> 「反米」日本の正体

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文春新書
「反米」日本の正体

  • 著者名:冷泉彰彦
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 文藝春秋(2017/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166610211

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内容説明

アメリカから日本人が見た日米の「ねじれ」と「非対称」の歴史。

1853年のペリー来航から160年以上の時間が流れたが、日本とアメリカの関係には常に「ねじれ」と「非対称性」がつきまとっていた。
そもそも黒船来航こそが「非対称な関係」の始まりだった。善意と無反省からの「押しつけ」と「ラブコール」を取り混ぜてくるアメリカ。右往左往するだけの日本。
このパターンは戦後改革にも言えるし、近年の構造改革論議でも同じだ。

この「非対称性」より問題なのは「ねじれ」である。
どうして、心の奥に反米を抱えた勢力が長期間にわたって親米政権としてふるまってきたのか。
民主主義と人権の概念を掲げる勢力がどうしてアメリカへの反感を持ち続けているのか。

また、日本の知識層には反米感情がある一方で、アメリカの知日派はアメリカにおける知識層だという「ねじれ」もある。
日本からアメリカへの視線は常に現実的で打算的である。
だがアメリカから日本を見つめているのは、理想主義的で、哲学的・思索的な人々だ。
残念ながら、そこに共通のフィールドがない。

歴史認識問題、沖縄基地問題、集団的自衛権、そして台頭する中国の存在など、さまざまなリスクが絡み、大きなクライシスにさらされている日米関係。
そこにある日米の「ねじれ」に在米作家が鋭く迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

27
日本は左翼だけじゃなくて右翼も一皮剥けば反米だときいたことがある。ただ、かつて力でアメリカにかなわなく、日本民族が滅亡寸前まで追い込まれたこともあり右翼の反米はすごくネジ曲がった思向を取ると。日米同盟の崩壊の危険性を1月段階で書き上げた著者。首相の先の訪米、議会演説は著者の文脈からもプラス評価でいいと思う。そして首相はその位置から絶対に後退しないことだ。2015/05/15

金吾

19
△保革共に米国とのねじれがあるというのは、同意できます。説明が堂々巡りのように感じて私にはあいませんでした。2023/12/16

onasu

14
一頃、冷泉さんのメルマガを読んでいたので、久しぶりにご教授いただこうかと手にしたのですが、一旦はほっぽり出していました。  「反米」日本と言われると、首を傾げたくなりますが、親米の人なんてホントのところごく僅か。これは強国に対するスタンスとして、珍しいことではない。ただ我が国で特有なのは、右派と左派、双方の立場もねじくれているところ。  現況の課題のひとつ、沖縄基地問題ですが、米軍の代わりに自衛隊を配備したら中国、台湾の反応は?、てのは、確かに第三勢力である米軍に担っていただいている方がよさそうです。2015/06/15

脳疣沼

7
親米保守が現代日本を取り仕切っているわけだが、みんなの嫌われ者でもある。日本の右翼と左翼はある一点では共闘できる。そう反米である。反米でありさえすれば、それを突破口に右派論壇でも左派論壇でも活躍できるわけで、売れる人はそういう奴ばっかりだ。彼ら曰く、親米保守はアメリカの犬らしい。親米保守批判をよくするのが小林よしのりだが、彼の言い分が国際社会で通用しないのは言うまでもなく、むしろ、親米保守が打算的に米国と折り合いをつけるからこそ、小林のように無責任な過激な言論が許されていると言っても良いかもしれない。2015/04/30

Francis

7
アメリカと友好関係にありながら、「保守」陣営そして「リベラル」陣営両方に根強くある日本における反米感情について考察したもの。ちょっと違うな、と言う部分はあるものの、概ね納得の行く内容だった。かつての自分も同じような考えを持っていた時期があり、内心冷や汗。文化や歴史が大きく異なり、戦争まで経験しながらもまがりなりにも友好関係を築き上げることの出来た日米関係をどうしたらよりよいものにしていくことが出来るのか考えるうえでも役立つ本。2015/04/27

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