P+D BOOKS<br> P+D BOOKS 耳学問・尋三の春

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P+D BOOKS
P+D BOOKS 耳学問・尋三の春

  • 著者名:木山捷平【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 特価 ¥539(本体¥490)
  • 小学館(2022/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093524483

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内容説明

悲惨な状況を笑いに変える木山捷平の真骨頂。

 満州で現地招集されたものの、数日で終戦となり、日本に帰国する術がないまま現地で過ごしていた〈私〉。ある日、シベリア送りにする日本人を徴発していた巡査につかまってしまい、目を盗んでなんとか逃げだしたものの、その先ではロシヤ兵が待ち構えていた。付け焼き刃で覚えていたロシヤ語を駆使して事態を打開しようとするが――。
 危機的かつ悲惨な状況をユーモラスな筆致で描いた直木賞候補作「耳学問」のほか、太宰治らとの交流を綴った「玉川上水」、小説デビュー作にして芥川賞候補となった「抑制の日」など13篇を収録した、“短篇の名手”木山捷平の面目躍如の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうすけ

21
かなり面白かった『大陸の細道』につづき、木山捷平。短編集。おかしみのある語り口や自然への愛着とは別に、時間軸の交錯がこの人の手法なのだと知る。戦前の作品は、『一昔』など学校モノが多いが、『幸福』『耳学問』『竹の花筒』など、やはり戦争に関わる作品がずば抜けて良い。満州での体験がこの作家の文学を切り開いたのだとわかる。2023/07/02

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