内容説明
1950年代の中国外交は、イデオロギーの原理優先で政策が決定されていたと考えられている。しかし、冷戦期でも、実はプラグマティックな判断から合理的な決定が行われていたということを実証的に明らかにすることで、中国という国の今後の外交戦略の本質を探ることができる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
残留農薬
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外交部檔案、イギリス議会文書、FRUSを中心として、朝鮮戦争や台湾海峡危機を挟んだ中英関係の変化からイデオロギーのみに縛られない中国外交の「プラグマティズム」の特徴を論じている。ただ、先行するパイの議論を踏襲しているからか、中国外交に見られるある種の「楽観主義」など、「プラグマティズム」の特徴を前提視しており、その由来については「政治文化」としてあまり踏み込まないのがやや不完全燃焼なきらいもあった。最終的な部分で毛沢東ら指導部個人の世界観に修練していく議論にも違和感。2017/07/23
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