河出文庫<br> リプリーをまねた少年

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河出文庫
リプリーをまねた少年

  • ISBN:9784309464428

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内容説明

犯罪者にして自由人、トム・リプリーのもとにやってきた家出少年フランク。トムを慕う少年は、父親を殺した過去を告白する……二人の奇妙な絆を美しく描き切る、リプリー・シリーズ第四作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

27
タイトルは原題=The Boy Who Followed Ripleyのうち「Follow」を「まねた」と訳しているが、事実を誤解されるきらいがある。フランクはリプリーの過去の所業を知った上で近づいてきたのではなく、偶然リプリーと同じように不可能犯罪を起こしてしまったというだけだ。リプリーみたいに腹が据わっているわけではないフランクは、罪の意識やら何やらを打ち明けつつ、なかなかリプリーの家から出ていかない。解説後書きにあるように、当時のハイスミスの恋人事情が影響しているようだ。2017/06/30

panam1927

17
★★☆☆☆2017/05/11

ふるい

10
リプリーシリーズ、第四作目。アメリカから家出してきた少年フランクを匿うトム・リプリーは、父親殺しの罪悪感に苦しむ少年にかつてディッキーを殺した時期の不安定だった自分を重ね、しだいに親愛の情を抱きはじめる。それにしても、退廃的な西ベルリンの夜の街で遊ぶ、トムとフランク少年の描写の妖しさったらない。訳者あとがきにもあるが、今作は今までと比べてもかなり同性愛の匂わせ描写が多いようでした(うふふ…)。ベルリンの熊のぬいぐるみが気になる〜。2020/11/04

mim42

3
筋の疾走感を殺した反面、主人公の思考のうねりが時折顕在化する。なんとそれはメタリカが1991年に採用した手法ではないか。2017/07/09

モーリス

2
ツッコミどころ多数。いやいや、、と呟くこと数知れず。でも、面白い。こっちが深読みしすぎてるだけかも知れないけど、不穏な緊迫感が漂い続ける。誰が裏切るんだろう、どう展開するんだろう、と期待してページをめくる。めくって、めくって、、ラストへと。筋としてはいい作品とは言えない。でも、読ませる作品だった。2017/10/11

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