ハーパーコリンズ・フィクション<br> アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

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ハーパーコリンズ・フィクション
アルバート、故郷に帰る 両親と1匹のワニがぼくに教えてくれた、大切なこと

  • ISBN:9784596552037

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内容説明

ワニにさよならするための、1000キロの旅。それは型破りな、愛と奇跡の物語。

1935年米国。若き夫婦はその日、飼っているワニのアルバートを故郷へ戻してやるべく旅に出た。車の後部座席にワニを乗せ、千キロもの距離を一路南へ。その途中で繰り広げられる珍騒動と、風変わりで愛すべき人々との出会い。いつしか二人と1匹のクレイジーな旅は、愛を知るための道のりに変わってゆく――。若かりし頃にワニを飼っていたという両親の話を基に著者が紡いだ、型破りな愛と奇跡の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

38
人生は謎の連続。なんでもわかったような気になってるけど、なんにもわかってない。ロードムービー風の不思議な大人の寓話ですね。次から次へとアクシデントが発生、それを乗り越えていくというノリは、幼い頃に見たアニメ「トム&ジェリー」を思い出しました笑。2016/11/20

rena

27
昔、結婚祝いにもらったワニを故郷に返すのに夫婦がフロリダに車で旅する。その旅の途中にとんでもない事件に巻き込まれたり、ワニ君(アルバートという名)がいくつもの危機を救ったりと最後は。。ドタバタなんだけど愛嬌のある物語。2017/10/15

seacalf

20
能天気なアメリカ気質にどっぷり浸れる。ここまで破天荒なストーリーは、もはや寓話のつながり。エルシーの想い通りに辿っていけば波乱万丈なロードノベルを楽しめるかもしれない。チャレンジ精神旺盛な彼女に、そして及び腰なホーマーにも次から次へと冒険が舞い込んでくるから。だが、心の交流のない夫婦のちぐはぐなやりとりは、辛辣ながら興が醒めるばかり。すれ違いだけらけの二人にもう少し優しさある描写を加えてくれたら気持ちよく読めたかも。良くも悪くも、こういうアメリカっぽい大風呂敷広げまくりな話は大好きなんだけどなあ。2017/01/05

リトル

15
★★★ 飼っていたワニのアルバートを故郷へ帰すために夫婦で旅をする。夫婦関係、とんでもない出来事... 最初から最後までハラハラだった。名前のない雄鶏が一番好き!2017/01/26

kozu

14
壮大な映画を、DVDじゃなくて映画館で観終えたような、映画館を出てもまだ余韻たっぷりなあの感じ。両親の実体験をもとに書かれたという、夫婦とワニの痛快なロードノベル。気がつけば夫婦とワニ(と雄鶏)はもちろん悪役コンビもいとおしくて、旅の終わりがどうなるのか気になるというよりは、いっそこのまま旅が終わらずに世界一周でもしてくれたらいいのに…!という気持ちに。思いがけない最後の話にぐっときてぼろっと泣きながらも、気持ちは晴れやか。お腹を撫でてほしがるワニ、可愛い。2016/10/24

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