講談社文庫<br> シューメーカーの足音

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講談社文庫
シューメーカーの足音

  • 著者名:本城雅人【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 講談社(2017/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062936590

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内容説明

独特の色気を湛えた商品で人気を博し、ロンドンに店を構える靴職人・斎藤良一。強引に事業拡大を進める彼の元に、不気味な修理依頼が舞い込む。それは幽霊の靴なのか? 十三年前の父の死に不審を抱く若き靴職人の知略が、斎藤のどす黒い野心の前に立ちはだかる。人間の深淵を描く異色ダークミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きあら

22
英国ロンドンで店舗を構える靴職人の斎藤。一流の靴職人として更に事業を広げようとする斎藤の元に、13年前の記憶を呼び起こる靴の修理依頼が舞い込む。勧善懲悪の悪の雰囲気漂う斎藤に対して、善の雰囲気の友哉。ラストの着地に向かって色々ひっくり返る。本城さんといえば、「贅沢のススメ」を含め、こういう本物の世界を描く本城さんの作品は嫌いじゃない。2023/09/18

はる

12
作者さんが野球を題材にした作品を書かれていることもあり、スパイクを作る人と使う人の話かと思って読み始めました ^^;; が、仕事の奥深さに惹きこまれました。このお仕事をされてる、なにかと話題な方もいらっしゃるのでタイムリーだったりも。2人の職人さんに対するわたしの思いは、山田五郎さんの『あとがき』とほぼ同じです。^_^2019/01/02

Miyako Hongo

8
立ち読みで傲慢な英国貴族の描写が気に入ったので購入。職人の拘り描写は面白かった(金銭的欲がなきゃダメとか)けど、二人の職人が争う原因がイマイチ。後書きにもあったけど、善玉役が薄すぎる。てか、職人以外には理解できないプライドの抉り合いで話を進めて欲しかった。ラストのどんでん返しも、その方が絶対面白かったと思う。2017/10/14

あらあらら

5
幻冬舎文庫版で読了2014/06/04

詩界 -うたか-

2
#読了 #本城雅人◆ロンドンで靴職人をしている齋藤は色男で話術も長けている。だが齋藤を脅してくる人物がいた。それは一体なんのために……?智哉は疑問を抱く。齋藤はもしかしたら――◆めちゃくちゃ読みやすいのに重たいダークミステリーだった。ああ、なんでだろう。後味の悪さも一級品だ。でも面白かった。2020/02/17

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