学術書の編集者

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¥1,980
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学術書の編集者

  • 著者名:橘宗吾
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 慶應義塾大学出版会(2017/06発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784766423525

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内容説明

名古屋大学出版会の編集長として、数々の記念碑的な企画を世に送り出し、日本の学術書出版を牽引する【著】者が、編集・本造りの実際について縦横に語る、現役編集者必携、志望者必読のしなやかな鋼の如き編集論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

15
以前から名古屋大学出版会のラインナップは魅力的な作品が多いと感じていたが、本書を読んでその要因の一端が垣間見えた。◆同出版会で編集に携わる著者が、学術書の出版をめぐる状況から、編集の役割、企画・審査、出版助成の効用などを平易な語り口調で著述している。◇編集者は研究者(専門家)の盲点に外部からの声で「挑発」することで、専門と社会のあいだの媒介者の役割を果たす、と、口で言うのは簡単だが、ここが編集者の力量に依る所なのだろう。質の高い作品を出し続ける事と出版社経営の両立に苦労がありそう。2017/12/18

勉誠出版営業部

4
同僚から教えてもらった、橘宗吾さんの『学術書の編集者』を読了。名古屋大学出版会の現役の編集者の方による、学術書(≒専門書)の編集への考えをまとめたもの。編集に対する姿勢は、見習うべき点が多い。2016/10/29

A

3
編集者は筆者を挑発する 学びの協同体を作れるのが魅力2023/07/10

Shun'ichiro AKIKUSA

2
斎藤先生との本づくりの話のあたりが特に興味深い。あと、注で「出版助成はだめもとでどんどん申し込ませるべき、失敗しても著者に引け目を感じさせることができる」(大意)とか。いろいろぶっちゃけられている。2016/12/03

kot

2
情報としての「論文」とは異なり、社会との関係としての「学術書」と関わることの意義を、編集者の視点で書かれている。「学術書」の今日的な意味をとても丁寧に記述されており、社会に開くということがいかに重要で大変なのかが分かった。他の業種の方にも読んで欲しい、と感じる本である。2016/10/03

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