双葉文庫<br> ケモノの城

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双葉文庫
ケモノの城

  • 著者名:誉田哲也【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 双葉社(2017/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575519952

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内容説明

17歳の少女が自ら警察に保護を求めてきた。その背景を探る刑事に鑑識から報告が入る。少女が生活していたマンションの浴室から、大量の血痕が見つかったのだった。やがて、同じ部屋で暮らしていた女も警察に保護される。2人は事情聴取に応じるが、その内容は食い違う。――圧倒的な描写力で描く事件は、小説でしか説明する術をもたない。単行本刊行時に大反響を呼んだ、著者の新しいステージを告げる問題作にして衝撃作がいよいよ文庫に!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

408
人間を殺す生物ランキング1位は『蚊』3位は『蛇』じゃ2位は······?この本は危険‼️人間の恐ろしさ、特にサイコパスの正視に耐えない恐ろしさに胃酸が刺激される!誉田さんの筆致でリアルに展開する凄惨なストーリー、グロに弱い方は充分な覚悟を持たないと!むしろ読み始めてはいけない!止まらないから!言葉巧みな人間、それに嵌まった犠牲者‼️犠牲者は犠牲と気付かず家族を巻き込み、洗脳で家族の命さえも⁉️同じ状況で私は正常な行動ができるか?きっと『否』 恐ろしい、人間の恐ろしさにひれ伏すしかない?危険な作品だ‼️🙇2019/03/19

ミカママ

356
元本『北九州』も読んでいたので、胸をゾワゾワさせながら。誉田さんの中でも、グロさはピカイチ。ラストに一捻りを加えて、ただのグロで終わらせなかったのもさすがだわ。誉田さんの実力発揮の一冊。2017/07/05

のり

192
謎の人物「ウメキヨシオ」。言葉巧みに、人の弱味に漬け込み支配していく、寄生虫モンスター。マンションの一室で、繰り返される惨劇。眼を覆いたくなる現実。ここに到るまでに逃げ道はなかったのか…精神崩壊と思想憑依。恐ろしく質が悪い。負の連鎖は断ち切れるのか…辰吾と聖子の未来だけは陽が射してほしい。2017/11/20

JKD

178
学習性無力感の恐怖。序盤からインパクトの強い描写で、確かにグイグイ引き込まれれていくけど、拷問のくだりはかなり危険。体調の悪いときは読まないほうが無難かと思います。2017/05/23

🅼🆈½ ユニス™

171
目には目、歯には歯を!紀元前1700年のバビロンの王ハンムラビが法典に記した相応報復律である。野蛮で残酷に思うかも知れない法律だが1番先進的で文明化された法律だったのではないか。階級が上の権力者にやられてもやられた以上の報復は許されない事を原則とする。まさに悪魔に適用したい法律!この世に正義を実現させる為、強者が弱者に危害を加えさせない為、孤軍奮闘する人々。カツカツとピースがはまっていく出だしから終わりまで…面白かった。反社会的ケモノへの死刑執行は2日前に知らせて生涯で1番怖くて長い48時間にさせたい❗️2018/12/05

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