内容説明
日本人とは何か。そして日本社会は、いかなる見えざる論理で動いているのか――このテーマに一貫して取り組み、比類なき足跡を残した思想家・山本七平。当代随一の読書人、人間通である著者・谷沢永一が、敬愛してやまない山本七平の代表的な著作から75の視点を厳選して、そのエッセンスを紹介した山本日本学の真髄。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紙狸
16
もともとの単行本は1992年発行。2017年に出た電子書籍で読んだ。山本七平の著作の理解を助けてくれる本だ。山本七平は『空気の研究』で「空気支配」を定義するのに「臨在感的把握」をキーワードにしているが、その意味はとりにくかった。この谷沢永一の本は、山本自身がわかりやすく説明した文章を引用している。山本が「日本教」を論じる際のキーワードである「自然」についても、同様だ。2024/07/16
白糸台のエアーマン
2
ぼくは山本七平の著作を一冊しか読んだことがないので、この評論集が山本七平の主義主張をどこまで反映しているかはわからない。わからないけれども、この本そのものはたいへん興味深く、意義深いと思う。この方の日本人に対する分析は非常にぼく好みだ。ぼくはさすがに山本七平の著作すべてを読むほど読書家ではないけれど、この本は気が向いたときに何度も読みたくなる本だと思う。2013/10/09
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