角川ebook nf<br> 脳の神話が崩れるとき (角川ebook nf)

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角川ebook nf
脳の神話が崩れるとき (角川ebook nf)

  • ISBN:9784041105375

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内容説明

臨死体験、プラシーボ効果――脳がもたらす科学では説明のつかない現象に、精神医学の大家が膨大な研究をもとに斬り込んでいく。肉体や精神に自由にポジティブな力を及ぼしてゆく、脳の神秘の力が明かされる!

※本書は、2014年2月3日に配信を開始した単行本「脳の神話が崩れるとき」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

16
量子論に行き着いた物理学者たちはすでに世界を唯物論的に説明することをあきらめているが、脳科学者や神経学者の中には今でも科学的唯物論で我々の精神活動を説明しようと奮闘している人たちが多い。しかし著者が言うように、我々の精神や意識は脳が作り出すものではなく、物質世界に対して精神世界がシームレスにつながっているということは、多くの人たちの体験より真実であると考えた方がよさそうだ。2つの世界を統合する新たな脳科学や神経学ができることを待ち望む。2014/10/17

アルカリオン

7
プラシーボ効果から始まり、ニューロフィードバック、マインドフルネスという妥当な項目を並べた後に、催眠術で魚鱗癬という皮膚の難病を治したり、手術時に劇的な鎮痛作用を実現したりするという驚きの事例を紹介している。ここまで読んだ時点では「催眠術すげー!」と思ったのだが、その後に超能力、臨死体験の「証拠」が書き連ねられているのを見て…。一応、色々な論文を引用しており、出典も記載しているのだが、出典元の内容と本書との整合性、出典元の信頼性・実在性(!)に疑問を覚えた。いちいち検証する気はさらさらないが。2020/02/29

れい

7
我々は未知のものや理解できないものを前にすると、途端に身構えるか、軽蔑し一蹴することで自己を防衛する。この本はそんな防衛を危うくさせる本だ。科学は万能ではない。まだまだこの世の中には分からないことがたくさんある。脳科学は現段階で分かっていることの方が少ないのに、さもそれが全てであり、脳は肉でできた精密な機械として捉えられている。精神というものはインパルスや脳内物質だけでは説明できないと、著者は一貫していう。我々が理解する現代科学の常識は未来の科学の非常識と覆ってしまうこともあるということを気づかされた。2014/08/21

Pustota

6
実は非科学的と言われていることも、今の科学のパラダイムに合わないだけで、魂とか何か神秘的な人間の本質もいつか科学的に扱われるんじゃないか…っていう漠然とした思いがあり、内心同じように考えてる人はいっぱいいるんじゃないかとも思っているのだが、まさにそんな感覚に科学的に答えてくれるこの本はとても魅力的だ。超常現象の99%が錯覚だとしても、不在の証明にはならない。真に科学的に考えると、人間の精神にはまだまだ解明されない可能性が広がっている。いつかそんな力が魔法と区別のつかない科学として扱えたらと思うと、楽しい。2018/10/30

イビサ

6
人間という洞窟は暗くて深い。科学や医学は まだその入口に立って覗いているレベルと感じる。 P151 私たちは催眠暗示によってコントロールを受けるのではない。むしろ催眠術の力を借りて障壁を乗り越え、内に眠る能力へ手を伸ばしているのだ。(中略)内なる より大きな存在と繋がり、通常の精神では起こりえないような大きい影響を肉体へと起こすことができるのだ。2014/07/05

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