岩波少年文庫<br> 宇治拾遺ものがたり

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岩波少年文庫
宇治拾遺ものがたり

  • 著者名:川端善明
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 岩波書店(2017/06発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784001145694

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内容説明

こぶとりや腰折れ雀をはじめ,鬼や狐の活躍する話,美しい話,こわい話が集められた鎌倉時代の説話集から,昔も今も変わらない人の心のふしぎさを描いた小さな物語47編.

目次

目  次

 はじめに──宇治拾遺物語について──

 ひらたけ法師

 こぶとり

 伴大納言の話

 待たれた旅人

 稚児とおはぎ

 地蔵に会った尼さん

 鬼に会った修行者

 大食の聖

 金峰山の金を盗んだ話

 隣りのお葬式

 式神の呪い

 卒塔婆の血

 大力学士と相撲取り

 大どろぼうの大太郎

 帰ってきた死人

 腰折れ雀

 狐の話 二つ

 石橋の下の蛇

 三河入道の出家

 進命婦のこと

 しんらつ蔵人

 魚食の僧

 おかしな暦

 地獄へいったお地蔵さま

 柩のなかの尼

 うんぷてんぷふりわけ双六

 小さな大きいおくりもの

 ゆあみ観音

 大食中納言

 信貴山のものがたり

 仏を射た猟師の話

 ばくちうちの聟入り

 猿神退治

 蔵人頓死

 海賊発心

 にせ入水往生縁起

 吉野山の鬼

 新しい仏さま

 穀断ち聖が逃げだした

 近衛の中将誘拐事件

 陽成院の化物

 一条桟敷屋の鬼

 夢を買った話

 美しく恐ろしい人質

 海賊を追い返した矢

 相応和尚の話

 仁戒上人のこと
   あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

49
岩波少年文庫のラインナップを見て、知った本です。タイトルを見ただけでは内容は分からず、でも、どんな本だろう?期待しつつ予約し、借りました。今昔物語以降、平安朝の中期以降、源隆国と言う人が街道を行き交う人々を引き止めては、古今東西の話を聞き、草子に書き留めさせ、本にまとめ今日まで残すことになったらしい。約50の短編集ですが、不気味で怖く汚ない話が多い。ある意味、人間味溢れていて、教訓めいていて、面白い。「こぶとり」の最後には「人のことを羨ましがってはいけない」とある。現代に通じる。2016/12/21

アルピニア

38
第11回 日本の古典を読む(2017年11月)https://bookmeter.com/events/4015 48話収録。現代語訳のみ。説話的なものから、妖怪の話、高貴な人の暴露話など、うわさ話を聞くように気軽に読める。「瘤とりじいさん」の話もあり、七百年以上もの長い時を読み継がれてきたことに感動してしまった。「隣のお葬式」「海賊発心」「吉野山の鬼」「夢を買った話」が印象に残った。「あとがき」では、「今昔物語」との対比という観点でわかりやすく解説されている。2つの物語集の読み比べもしてみたくなった。2017/11/24

mahiro

25
この説話集は原文でも読んでいるが少年少女向けなのでとても読みやすく分かりやすい。今昔物語と重複している話もあり、皆が知ってる「こぶとり」や徒然草にもあったような気がする「稚児とおはぎ」応天門の変を記した「伴大納言」、信貴山縁起絵巻でおなじみの「信貴山のものがたり」など… 又都の地図が載っていてこの本に出てくる話の場所が示されているのがとても良かった、地図があると実感が湧く。2025/04/14

takaC

17
「あとがき」も『宇治拾遺物語』的だった。(笑)2010/12/31

はる

13
図書館本。【勝手にせっせと岩波少年文庫を読む年】もしかして「おはなし」として語れるものがないかなと思いながら読んでみた。知っている話、知らない話、忘れていた話、取り混ぜて面白く読み終わってしまった。そして、もう少し原文に近いものも読みたくなった。さすが少年文庫、ややこしいところをうまく暈しながらもさらっと生娘などと書くところがのう…。一番印象的なのが「けんのごぼう」!「剣の護法」でいいのに。2018/01/28

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