HJ文庫 魔物使いのもふもふ師弟生活2

著者名：無嶋樹了【著】/野崎つばた【イラスト】

ホビージャパン（2017/06発売）

• ISBN：9784798614618

内容説明

訳有り美少女アレサを正式に弟子として迎え、亜人の少女ルリも含めての三人生活も順調な魔物使いの青年シンラ。もふもふ魔物たちに囲まれて楽しく暮らす彼らのもとにある日、セシリアから謎だらけの手紙が届く。どうやら田舎町で魔物絡みの事件が起こっていると推測したシンラたちは、さっそく現地へと向かい、魔物【月光白虎<ルナル・タイガー>】が騒動の元だと突き止めるが――「――お前は……！」「あら、シンラちゃん？」その現場でクールな美少女＆おネェな護衛騎士と鉢合わせて!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[すい]

王女兼弟子のアレサと亜人怪力娘ルリ二人の美少女と共に過ごす魔物使いの青年シンラの許に、旧友のセシリアから用件の書かれていない手紙が届く。無視することも出来ず唯一記された土地へ向かった一行は、一組の男女と遭遇し――。　面白かったけど正直薄かった。アレサがどこまでも良い子で、それが良い方向に作用するのもよかったし、キャラも魅力的。ストーリーラインも悪くはないけど『もふもふ師弟生活』という割にはシリアスバトルに舵切りしてた。ナギとアレサの関係性も素敵なのだけど、少ないページ数で即友達になってて若干物足りなさが。

2017/06/09

[真白優樹]

セシリアからの依頼を受け田舎へと向かう中、旧友と謎の少女と遭遇する今巻。―――闇に堕ちた聖獣へ示せ、新たな可能性。アレサの一生懸命さと優しさが光る今巻は、闇に堕ちた聖獣を相手に、駆除しか道を選べない旧世代の者達と、可能性を信じて可能性に賭ける新世代の対比の物語ともなっている。かつて平和にするしか出来なかった者達が選べるのは駆除という安寧のみ。それを越え、救済の可能性を見出し辿り着いて見せた新世代となる彼女。そんな彼女は、これからも光となって皆を照らしていけるのだろうか、この先も。 次巻も楽しみである。

2017/06/04

[リク@ぼっち党員]

アレサがあまりにも良い娘すぎて心が浄化された。どうやら魔物使いの師弟生活は順調そうだ。 今回はシンラの元仲間と領主の娘との一幕。シャルロッドはシンラが信頼してるだけあっていいオネェだった。実力も心も聖騎士にふさわしい。そしてナギの凍った心を溶かしたアレサの優しい心。別れのところはうるっと来た。誰にでも偏見なく接することが出来るってすごいなぁ。 シンラに対する信頼もとても伝わってきて、ホント師匠冥利につきるだろうな。 是非とも続きが読みたい。

2017/06/04

[むさ]

もふ！過去の繋がりと新たな出会いの書かれた今巻。 冷静に思い返すとなんかもう魔物使いとはみたいな状況だったのはもったいないけど話自体は面白かった。 次はせっかくのジョブとスキルを生かしてほしい。 あとセシリアさん仕事してw

2017/06/08

[jr5477]

ストーリー：７　1巻の感想に「もふもふ分が足りない！」と書いたのですが、今回は初っ端から全力でもふもふしていてめっちゃ和みました。そう、これが欲しかったんです。ぐっじょぶですね。ただ今回の山場に出てくる魔物はもう少し動物っぽい魔物にして欲しかったかな。もふもふのイメージからは遠かったのが残念です。……ちょっとわがままを言ってしまいましたが、物語自体は良いと思います。次巻も出ると良いなあ。

2017/06/08