内容説明
モンスターへの恐怖を克服したものの、狩りの立ち回りで悩むソニア。一方セイジもジャンゴ不在の狩猟で失敗が続き、指導力不足を痛感していた。そんな時、龍歴院の飛行船がリオレイアと接触し、研究者が遭難したという報せが飛び込んできた。だが、駆けつけたセイジたちの前に現れたのは斬竜ディノバルド! 自らをハンター引退直前にまで追い込んだ因縁の相手を前に、セイジは再び「狂犬」を思わす猛攻を見せるのだが――。己の限界を超えてゆく第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
4
タマミツネ狩猟から二年、それぞれ壁にぶつかる中、セイジの因縁の敵と会敵する今巻。―――かつての強敵を越え、過去の自分を越えてゆけ。前半ガムート、後半メインがディノバルドな今巻は、セイジとソニアがそれぞれ壁を乗り越える為にもがき、真の相棒同士として更に絆を固くする巻である。かつて越えられなかった敵も二人なら越えられる。大きな壁を確かに越え、更なる力を得た二人は新天地へ。更なる修行の旅はどこへ向かうのか。保護者ネコなジャンゴから巣立ちつつある二人のこれからのハンターとしての道とは。 次巻も楽しみである。2017/06/01