内容説明
日本の真実の歴史を記録・記憶している人たち――台湾、トルコ、ブータン、パラオ…名だたる国を抑えて“知日国”No.1に輝いたのは、中欧・ポーランドだった! ワレサ大統領は言った「我々は第2の日本になりたい」と。シベリア孤児、杉原千畝、アンジェイ・ワイダ監督…日本とポーランドを結ぶ親愛の絆。亡国の民が信頼し、尊敬し、共鳴する日本人が知らない日本の姿とは? 真面目、責任感、誠実…親日国・ポーランドを通して見えてくる真実の日本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hdo obata
5
ただただ日本が好き。初恋の人を思う女学生のごとく一途で純粋に日本を思っていてくれている。これが戦前から続く日本である。「南京大虐殺」だの、「従軍慰安婦」とか歴史をねつ造しようとする「特ア」のあざとさが際立つ。ありがとうポーランド、トルコ、台湾、ブータン。これからもよろしくお願いします。 2017/01/21
残心
2
海外事情にくわしい河添さんが、親日国No.1と評するポーランドは、本当に一番の親日国なのでしょう。 それにしても、ポーランドの歴史は大変なものですね。日本は海に守られていてよかった。(現在ではもう海は守ってくれない) 明治時代の福島安正のことはよく知りませんでした。 こんな歴史は日本では教えませんから、自分で調べないと分かりません。 一部の国を除き、他国の反応などを見ていると、日本の先人たちは立派な人が多いと感じますが、今の現状は、さらに今後は、と考えると寒気がしてきそうです。2018/06/17
ひろ
2
ポーランドの孤児の救出の話は知ってましたが、その他にも色々と関係があったんですね。新聞の書評欄での紹介で読みました。2015/11/23
ゆき
1
人は本当に困った時に助けてくれた人や国を忘れない。かつての日本人が助けた外国の人々やその子孫や周囲の人々が親日になる。そして、震災の時に日本を心配し助けてくれたように、その想いは今に巡ってくるのだろう。私達が困難の時に助けてくれた人や国が本当の友人で、彼らのことを忘れてはならない。2017/08/05
Bagoly
1
在日ポーランド大使館が宣伝していたので購入。表題だけ見るとやや胡散臭いものの、中身は日露戦争期に来日した後のポーランド元首ユゼフ・ピウスツキ、その兄でアイヌ研究者のブロニスワフ・ピウスツキ、シベリア出兵時の「波蘭国児童救済事業」、第二次世界大戦期の亡命ポーランド政府と日本政府・軍との秘密裡の関係など、戦前の日波関係史で重要と考えられる話題が包括的に取り上げられており、まとめて読むだけの価値はあります。また、併せて紹介されている東日本大震災後のポーランドからの援助についても、ぜひ知っておきたいものです。2015/11/01