目次
高等教育政策決定過程の変容を探究する―研究の課題
第1部 政策決定過程の変容と特質(2010年代における高等教育政策決定過程の変容;高等教育政策にかかわる会議体とアクター;「高等教育の修学支援新制度」の形成過程―政治と官邸主導による新制度創設 ほか)
第2部 官邸主導時代の高等教育政策の諸相(国立大学法人の実績評価と資源配分―「成果を中心とする実績状況に基づく配分」の事例;「首長主導」の下での公立大学政策の可能性;学校法人におけるガバナンス改革―混迷の背景 ほか)
第3部 高等教育行政の専門性―「官邸主導の政策形成の時代」における現状と課題(高等教育行政の専門性とは何か―「官邸主導の政策形成の時代」における現状と課題;文部科学官僚の資質能力と官邸主導の影響;文部科学省キャリア官僚の昇進構造及びノンキャリア職員とのスキルミックスの変容 ほか)
著者等紹介
羽田貴史[ハタタカシ]
広島大学・東北大学名誉教授。学位:修士(教育学) 専門分野:大学史・高等教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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安藤 未空
3
官邸主導は官僚主導より民主主義的と言えるのだろうか。法律に基づかない懇談会で首相が選任した一部の人たちの決定が政策となっていく現在の政策決定の在り方は民主主義と言えるのだろうか。この本を読んでいると「民主主義って何だろう?」という根源的な問いにぶつからざるを得なかった。民主主義の一番の良さは「そのプロセスの透明性」ではないかと直感的に思っている。GAFA規制ではないが、すべての政策のプロセスを透明化することが、現状できる「一番マシな民主主義への道」なのかもしれない。2025/05/06
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