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内容説明
映画「WOOD JOB!」(原作『神去なあなあ日常』三浦しをん)で
注目度満点の林業という世界が赤裸々に!
本書は、“東京で働く林業マン”に魅せられ、彼らを追っかけるうちに林業ギョーカイにハマった著者によるドキュメンタリーです。
登場するのは、全国で活躍する林業&木材にかかわるプロフェッショナル&その卵たち……「木を育て伐るヒト」「木を加工し売るヒト」「林業の各業界を繋げ、広げていくヒト」「伝統の技を受け継ぐヒト」「女性パワーで旋風を巻き起こすヒト」「林業を描いたヒト」といった魅力あふれる人々ばかり。読めば納得、これまであまり知られることのなかった“木の世界”が見えてくるはずです。
「林業なんて自分に関係ないよ」なんて早合点はナンセンス。
50年先、100年先というはるか将来を視野に入れた“働き方”は、きっと、あらゆる生き方にヒントを与えてくれるはず。
なにかに挑戦したい、そんな気持ちを奮い立たせてくれる1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
39
読破。日本の国土の、おおよそ7割は実は森林である。国土に占める森林の面積の割合で言うなら、G7、G8中トップ。そんな森林国であり、新築戸建て住宅の約8割が木造住宅であるほど、木が身近にあってしかもおおよその人が木のぬくもりを良しとしている日本にあって、なぜか全然脚光を浴びない林業。今、その林業に新たな流れが来ている!かな?(笑)2017/04/02
seraphim
28
図書館の返却本の中で、ポップな表紙とタイトルに惹かれて借りてきた。タイトルを見た時、三浦しをん『神去なあなあ日常』を思い出したが、この本の中で偶然にも神去り~が紹介されていて、嬉しくなった。全5章で構成されているが、第1章は、東京の林業従事者、東京チェンソーズが紹介されている。近くに住んでいるのに知らなかったのだが、檜原村で林業に従事している若い人たちがいるそう。親近感を覚えた。日本の林業の発展のために、私も国産割り箸を使ってみようかな。林業についての初歩的な知識を得ることができた。なかなか面白かった。2017/03/28
けんとまん1007
22
50年、100年先を考えての仕事。今、伐るのは先代・先々代のおかげ、そして続いていく。林業ということからイメージできること、本当に僅かなことだと思うし、実態との乖離はかなりあるのだと思う。それは、この国のありようにもつながる部分かもしれない。価値観、軸足をどこにおくのか、そして、伝統産業がそうであるように、伝統・歴史・文化をもとに、変化し続けていくことがポイントなんだと思う。2014/06/28
たくのみ
15
人間の歴史は、木の過剰伐採との追いかけっこ。江戸、明治、昭和にも山の荒廃があり、植林、山林の管理は国土を守る大事な仕事。まさに100年先を見て仕事をするロマンなのだ。しかし、山での仕事は過酷さナンバーワン(カロリー消費量比)。 映画『WOOD・JOB』の撮影秘話。原作は一回しか読まない、という監督のこだわり。さらに林業女子の活躍。へえ、が連続して飛び出す話が多い。 森を守るすぐにでもできる活動は…そうか、国産の割り箸を使えばいいんですね。2014/07/04
snowboy
13
林業ってすごく素敵な職業だなと思いました。人間の生きるスパンを遙かに超えたサスティナブルな職業ですね。今日伐採する木は、半世紀以上前におじいさんが今日の事を思いながら植林した木であり、今日植林した木は自分の孫が伐採する…。なんか人間生活が添え物のような気がして、だけど、本来的にはそれがすごく自然に近くて。ちょっと憧れます。さっそく「神去なあなあ」は読んでみます。2017/05/06