仁斎学の教育思想史的研究

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仁斎学の教育思想史的研究

  • ISBN:9784766417777

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内容説明

教育は人を変えるか? 朱子学との思想的対決を経て、独自の学問=古義学を創始した近世日本の儒者・伊藤仁斎こそ、教育の意味と意義を誰よりも深く考察した思想家である。日本における西洋教育思想偏重に異議を唱え、仁斎学における教育思想を追究する畢生の大【著】。仁斎学と朱子学との比較、あるいは仁斎の後継者である伊藤東涯、そして仁斎を批判するにいたる荻生徂徠との詳細な対比など、日本思想史研究にも寄与する書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きさらぎ

1
教育思想史専門の学者による、仁斎学における「教育」とは何か、を論じた本。著者には、近世における教育思想と近代におけるそれとの連続と断絶とを考えるにあたって、近世における教育を近代教育の「前史」「萌芽」としてとらえるのではなく、それ自体として論じる視線が希薄だったのではという認識がある。仁斎学をテキストに沿って読み込んだ上で、性-道-教という3つの重点の置き方から朱子学、仁斎学、徂徠学を比較検討し、それと対比的に道=天祖の神勅に拠る後期水戸学とそれに親和的なものとして明治の元田・「儒教主義」を照射する。2014/12/05

ねこみ

0
2014/09/28

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