内容説明
優秀すぎて人生イージーモードの王太子セシル。退屈な日々を過ごしていたある日、宰相の娘バーティア嬢と婚約することになったのだけれど――。「セシル殿下! 私は悪役令嬢ですの!!」彼女の口から飛び出す言葉は、理解不能なことばかり。なんでもバーティア嬢には前世の記憶があり、『乙女ゲーム』なるものの『悪役令嬢』なのだという。そんな彼女の目的は、立派な悪役になって婚約破棄されること。そのために様々な悪事を企むバーティアだが、いつも空回りばかりで……。婚約者殿は、一流の悪の華を目指して迷走中? ネットで大人気! 異色のラブ(?)ファンタジー開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがやん
23
web既読。真の悪役令嬢を目指す、お馬鹿で可愛い令嬢のラブコメディ。あさっての方向へ突き進む令嬢も面白いが、完璧王子が「馬鹿な子ほど可愛い」って感じに、彼女を冷静に観察するのも楽しい。ほのぼのしてて結構好き。2017/05/03
しまふくろう
19
表紙が可愛くて購入。挿絵も良かった。 物語は主人公の婚約者がいきなりゲームの世界だの悪役令嬢だのと言い出した話。悪役令嬢らしくなろうと七転八倒する婚約者を見守る主人公の感想が面白い。 2018/10/15
ホシナーたかはし
11
コミック版が面白かったので購入、バーティアのお馬鹿可愛さが増している?転生ものだと、だいたい転生先の主人公、ライバル、モブのいずれか目線ですが、婚約者目線で語られるのは初、しかも腹黒!ひょっとしたら、悪役令嬢より悪党じゃないの?ヒロインだからヒローニア、まんまじゃん(爆笑)2019/01/13
ひー坊
10
お馬鹿で可愛い令嬢ちゃんが可愛いからまあ楽しめたかな。愛されているならそれで良し。でもまあ続きはいいや。2019/01/13
すがはら
9
悪役令嬢に転生したと分かって破滅回避ではなく、一流の悪役令嬢という謎の目標を掲げるヒロインのおバカな暴走を愛でる王子様視点のお話。まさか一冊で一区切りにもならないとは。将来の王妃に選ばれる程の名門有力貴族の娘があまりに貴族らしからぬ言動をするとか、何年経ってもゲームを通した物の見方しかできないとか、さすがにイラついてしまいました。全く人の話を聞かないし。一冊読んでもまだ周囲の人達はゲームのキャラだとしか思ってないのが丸分かりなのが悲しいです。王太子は面白いのに。もう一冊読むのはしんどいかな。2023/07/11