内容説明
デジタル技術やインターネットがインテリジェンス・コミュニティに与える影響を考察し、具体的に9.11テロやイラク戦争における事例をもとに、検証を試みる、気鋭の研究書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょっかん
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最近興味のある分野なので一読した。国の安全保障において現在非常に重要な役割を担うインテリジェンスに関する状況や問題点を簡潔にまとめている書籍。インフォメーションとインテリジェンスの違いや9.11、テポドンミサイルなどのサプライズ、また現在のインターネット社会を巡るインテリジェンスの在り方の変化はとても興味深かった。ただアメリカ・日本以外のインテリジェンス機関、また情報の定義や敵国とされる国との情報戦に関してはあまり詳しく書かれていない。それでも情報による安全保障について見識が深まったと感じる。2018/10/08