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内容説明
◆「絶対に受けたくない医療」を100項目、一挙公開!
世界に影響力を持つ米国のおよそ50の医学会が提唱する「絶対に受けたくない100の医療」をまとめました。
「本当にこの診断、治療、予防に意味があるのかな?」。米国の医師らがそんなモヤモヤを一刀両断。
海外の発想から大胆に日本の医療に切り込んでいきます。日本の医療に転機をもたらす意欲作です。
◆現代医療の急所が姿を現す
「前立腺癌の検査で陽性になった。前立腺に針を刺す精密検査を受けることになった。不安だ」
「乳癌のX線を使ったマンモグラフィー検査で陽性に。乳房に針を刺して精密検査を受ける。癌なのだろうか」
「子どもに風邪薬をわたされたけど、1000円ほども払う意味はあるのかしら」
医療に不満を持つのは当たり前になっている。厚生労働省の「受療行動調査」の2011年のデータによると、
医療機関に対する不満を感じたことがあると回答した人の割合は31%。
本書では、米国の専門学会が指摘した、100件に上る“意味のない医療”を紹介していく。
いわば、米国で始まった、医師発の「無駄な医療撲滅キャンペーン」。日本でも「これは本当に意味があるのだろうか」と疑問を感じる医療はある。そこを米国の医療界が一刀両断。
病気をめぐって思い悩む人、不安や不満を感じている人に向けて、正しい選択への新しい視点を提供していく。
専門用語にきめ細かく説明や注釈を付けています。
これから医療について学んでみようと考えている方にもお読みいただきたい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
27
受けたくない医療25 無用な胸部X線検査はするべからず(128頁)。検査したからといって98%は何の発見も得られない (129頁)というのだから。受けたくない医療74 認知症でPET検査の場合はまず専門家の診断を(201頁~)。 アミロイドイメージングというらしい。PET検査は放射性物質を使って特定物質を検出するので、できれば避けたいものである。 既に、放射能だだ漏れ列島に住んでいるのだから。 2015/04/28
mari
20
米国の専門学会が指摘した100件の「受けたくない医療」を紹介。う~ん。。。もうすでにこの中の何種類もの検査を受けてますやん、私。無駄かどうかは患者サイドではわからないので、そこは医者に委ねるしか無い。もちろん、こういった情報を知っておき、いざとなったら自分で調べる努力は必要だろう。けれど実際の医療の場では医者に託してしまうことがほとんどかも。医者の良心と知識向上にのぞみを託します。2014/10/10
清水勇
4
獣医学を通して人間の医療の欠陥を痛感し、取材者として医療に関わってきた著者が、医療の在り方を提言した本、前提は米国医学会の71学会が無駄な医療を「Choosing Wisely」のキャンペーンで公表した事例を引用しているので、説得力がある。この本を読んで、日本の医療の現実、即ち、効果が不明確でも、患者の安心の為、何かあった場合に訴えられないようにする為に、無駄を積み重ねて、結果として医療保険を蝕んでいる姿が見える。著者は、患者側、医者側の種々の理由から、この考え方は受入困難だと予想。変わらねば自滅の道のみ2015/06/14
みぃ
2
★★★☆☆ 3.5 医療を受ける方にも知識がないといけない。医者のいうままに治療を受けているだけではだめなんだと思う。2015/07/14
ゆうぼう
1
1か月ほど前にがんの手術をし、その際に、診てもらったドクターで見立てが違ったので、医療業界の中でもいろんな意見があるんだなあとあらためて感じた。が、何をすべきか自分で考えろと言われても、素人の私たちでは、やはり、お医者さんの言う通り行動してしまうよね。今後に備えて、少しでも見識を積みたい。2019/04/29
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