内容説明
石田流はこの1冊でOK
本書は各戦法で勝つために必要な定跡や考え方を伝授する「これだけで勝てるシリーズ」の石田流編です。
振り飛車の中でも最も攻撃力の高いのが石田流。玉の囲いは最小限にして、さばきが生命線となります。
ただ、組み上がりまでの手順に変化が多いのでそこはしっかりと押さえておかなければなりません。
本書第1章で解説されている石田流の3つのコツは以下の通り。
(1)組み上がるまで油断しない
(2)低い形で戦う
(3)▲7七桂と▲7七角を使い分ける
これらのコツを念頭に置きながら具体的な指し方を第2章以降で学んでいきます。
第2章「石田流に組むまで」で駒組みを覚えた後、対急戦、対左美濃、対居飛車穴熊と一通りの居飛車の形に応じた指し方を解説しています。
振り飛車を指したくて、しかも攻めたい。という方にぴったりの戦法です。
ぜひ本書で指し方のコツを身につけて、実戦で試してください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
7
将棋本。石田流のコツ。 振り飛車党だが三間飛車は指してなかったので、石田流を体得し全振り飛車制覇しようと読んだ。 / 飛車交換が多いので、囲いは低く美濃/ 袖飛車相手に7七桂馬は危険(銀が出てきて7筋攻めされるから)。7七角が良し /角交換してきたら片美濃で、金は左辺で使う/ ▽6五歩に注意。角にヒモつけるように、7九に銀を置いたまま、桂跳ねまで囲う2020/10/25
kinaba
0
比較的普通2017/08/12
まゆげさん(棋書用)
0
シリーズ3冊目だが、過去の相振り飛車よりは難しく、ゴキゲン中飛車よりは優しい(自分が石田流を指すせいもあるかも) 構成は、3手目▲7五歩から角交換、△4五角に▲7六角の返し技の乱戦、急戦(右四間や棒金、△7ニ飛車)〜持久戦(後になるほど居飛車側の玉が固くなる)各章の終わりには、ポイント解説と次の一手があり、初心者には最適な本だと思います。 ただ"この局面は先手優勢"との記載で「そうかな」と思うことがあった。 とはいえ、文章も読みやすいし、大事なポイントは丁寧に解説されているので、堂々とオススメできる本だ。2024/05/21