講談社文庫 新装版 平城山を越えた女

著者名：内田康夫【著】

講談社（2017/05発売）

• ISBN：9784062936101

内容説明

大和と京を結ぶ「奈良坂」で消息を絶った女を探す浅見光彦は、文人縁の宿「日吉館」を訪れる。その矢先、ホトケ谷で変死体が発見され、仏像ファンの編集者・美果共々、警察に嫌疑を掛けられる羽目に……。三度盗難に遭った「香薬師仏」が招く悲劇を、歴史ロマンに彩られた筆致で描く著者屈指のミステリー。

目次

プロローグ
第一章　写経の寺にて
第二章　奈良の宿・日吉館
第三章　香薬師仏の秘密
第四章　厄介な容疑者
第五章　消えた「本物」
第六章　日本美術全集
第七章　菩薩を愛した男
第八章　秋篠の里の悲劇
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まり]

図書館本。結構、ややこしい話だった。仏像への知識や好奇心があまりなかったけど…でも楽しく読めた。今回のヒロインは可愛らしかった。相変わらずの光彦だったけど…。最後はモヤモヤするけど…誰もこれ以上傷つけない終わり方だったのかなぁ〜。

2023/02/25

[路地裏のオヤジ]

いま奈良にはまっている自分としては面白く読みやすかったが、最後の事件解明が尻切れトンボ！

2020/02/11

[都市]

無知を晒すようで恥ずかしいけれど、平城山が読めないのだ、ひらやまかひらぎやまと目で読んでしまう、ちゃんと漢字変換出来るのにも驚く。読み終わってやっと馴染んだが次に出会っても読める自信が未だ無い。 美的感覚も乏しいのでこの本を読んで何故か仏像に親しみが湧くのかも少し判った気がする。

2025/05/25

[norio sasada]

https://note.com/norio0923/n/n5077da0ed7ff https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/a611d704c887fb956a9bc4bb7f1d5174

2025/03/06

[yuiyui]

岩船寺とか浄瑠璃寺とか、学生時代に堀辰雄を読んだ後、仲間と歩いた懐かしい記憶が甦ってきた。

2025/03/01