内容説明
英語ができなきゃダメの脅迫観念から自由になり、節度をもって英語を使おうよ!と脱英語依存をすすめる。なぜ節英なのか、英語の光と影を様々な角度から検証。英語を飼いならす、意外と日本語でいけるなど、節英の具体的な方法も満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドシル
12
率直に面白かった!! 現在の日本の英語教育に一石を投じる内容。 共感できるところがたくさんあった。 私の英語力は第二言語とまでは言えず、外国語としての英語力しかない。 私の経験でも、ネイティヴの英語はわかりづらく英語が非母語の外国人の話はわかるという経験をしている。 更に、道で外国人に片言の日本語で話しかけられ、英語で答えたら、英語はわかりませんと日本語で言われたこともある^^; まずは日本語、できるかぎり相手言語、最後に英語、、これは実践したい。 そして、この本を読んでエスペラントを学びたくなった。2017/02/13
ぽんくまそ
10
著者とは国際語エスペラントをやっている関係で知人である。だから他の読者と違ったバイアスがありかえって評価しづらいかもしれないが、この本の意義を以下に記す。①英語を話せるようになろう洪水の出版界において真逆の本が書店に置かれること(あなたはこちらが米英人に言葉を合わせる不平等に思いを馳せたことはありませんか?)②しかし英語を敵視するのではなく、良いことも認めた上で悪いことを実例であげ、そうならないため何でも英語ではなく節度ある英語と日本語などの使用を模索し簡潔な提案に持ち込んでいること③体験実例が色々あり2019/08/08
Nobu A
5
2016年初版、20年第3刷。国際文化フォーラムの「隣語」に倣ってタイトルが言い得て妙。国際語として幅を利かせる英語とどう付き合っていくかを問う。英語支配の恐れや多言語学習の勧め等、日本の英語教育及び産業に関しては出尽くした感があるが、他著と一線を画す。9/11と福島原発事故を取り巻く言説や偏重を考察。英語依存の弊害に警鐘を鳴らし、他言語に目を向ける重要性を説く。自ら節電を実践し手話とエスペラントを学ぶ筆者の人柄も垣間見、興味深い内容だが、構造的問題に触れていないのが残念。英語以外の言語学習提唱も空回り。2022/02/05
カフェオレ
5
日本の外国語教育の現状に一石投じる本で非常に勉強になった。8月からアジア圏に留学に行く身として、心がけなければならないこととして一番覚えておきたいのは、恥ずかしがらずに言語を使用すること。よく言われることだけど一番難しい。本の中で、異なる言語をうまく使おうとすることで表情などが乏しくなることにとても納得した。言語出来なくても自分からどんどんコミュニケーション取ることを心がけます。当たり前のことだけど、筆者の経験談を交わっていて今まで言語使用に対して疑問を持ったことなかったが、その何故と理由が分かった。2018/07/13
イカ
4
英語を学んだことのあるすべての人に読んでほしい本。英語の国際化に対して、①「英語帝国主義」だ!英語の暴力だ!と言って批判するのでもなく、②これだけ英語が広まってしまったんだから仕方ないよね、と開き直るのでもない。英語との適度な付き合い方について考えさせられる。それだけではなく、英語以外の、電気、お金、労働…などについても同じく、節度を持って付き合わないといけないなと思わされる。2019/10/02
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