隣町のカタストロフ(1)

著者名：菅原敬太【著者】

双葉社（2017/05発売）

• ISBN：9784575849646

内容説明

5月28日、午前10時12分――「地変天異」発生。その瞬間、街は空と大地を逆さにした。摂理を失った世界で、夢も希望も愛も悲しみも、人々の日常は音を立てて崩れ落ちる――。『走馬灯株式会社』『鉄民』の実力派が描く、驚愕のサバイバルミステリ！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[RE：PIRO]

突然天地が逆転したら・・・というとっぴょうしもない現象を真面目に災害チックに捉えたパニックホラー作品。その時あの場所では・・・というように天地逆転が起こった時の色んな人達のドラマをオムニバス方式で描いていて興味深い。人間極限状態に陥ると普段潜んでる欲望が露わになるもんだ。

2017/05/09

[hannahhannah]

「走馬灯株式会社」、「鉄民」の作者による天変地異サスペンス。５月２８日午前１０時１２分に重力が逆になり、空に人や物が落ちていく地変天異が発生。その状況下における短編集。「走馬灯株式会社」のように人間の浅ましさ、勇敢さ、愛情などが描かれていて面白かった。最後の話はまだ続いていくようだ。

2018/05/10

[きのと]

別に地球ってコンクリートみたいに固まってるわけじゃないから重力が外向いたら地球自体が即崩壊するはずなんだけど、人間の感覚としては地面から生えてる建物にしがみつけるみたいな認識なのちょっとおもしろいな。それなりに面白けどずっと同じ設定の短編はさすがにちょっと。

2020/12/02

[リフル]

★☆☆☆☆

2020/11/29

[謡子]

同じネタでの短篇集？　と思ったらそれもありの長篇みたい。続きを楽しみにします。私の好きな「わたしはAI」の作家さんの感じに似てる。

2017/09/19