内容説明
数々の実話恐怖譚を世に送り出してきた「超」怖い話4代目編著者である加藤一。その膨大な作品群のなかから、特に説明のつかない奇妙で摩訶不思議な真実を厳選収録した怪談ジャンキー待望の傑作集。丁寧な取材に裏打ちされた圧倒的なリアリティー感、濃縮の全91話。読む者はまず緊張と緩和に包まれる。そしてリアルがゆえに、間をおいて襲ってくる本物の恐怖…。学校、公園、病院で…誰もが経験しそうな身近にある遭遇談を集めた「超」怖い話クラシック…実話ホラーの基本がここにある。貴重な書き下ろし3話も合わせて収録した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中
20
「91本」の怪談話が収められている。このての実話系の傾向として、薄ら寒くなる恐い話が数本程度はあり、他はたいしたことの無いものが混じっているようにいつも感じている。今回読んだこの本は、正直言って最後まで恐い話と出会えなかった。これっと言った印象的な怪異話は見当たらない。しいて挙げれば、「能面」と「馬を預かる話」だけど、恐いというよりも奇妙な話だ。残念ながら痛い一冊になってしまった。。。【日本の夏は、やっぱり怪談】2024/07/11
ぺろん
2
怪談慣れしてしまったせいか、残る話がそんなにない。 新耳の中にあるどうでもいい話もある。 その中で江古田の話。今は老人ホームがたっている場所、日中は周りをジョギングで楽しむ人が多いが天気がいい日でも薄暗く少し怖い。老人ホームに入ってる人から怪異はないのかきいてみたい。2018/02/11
叡福寺清子
1
実話系怪談本というのを初めて読んだ.最初はその唐突な終わり方,つまり起承転結がない,に戸惑ったが,考えてみりゃそりゃそうで,小さいおっさんを目撃したからといって,いちいちなんで!!って大学のその手の研究室に行ったりはしないもんな.それが理解できると,実話系の楽しみ方もわかってくる.多種多様な不思議体験が綴られていくが,恐らく私は一生そういう場面に出くわす事はないだろう.感受性ないもん.2024/01/03
ふらふ
0
僕は怖がりだ。故に怪談や怪奇に心を惹かれる。もちろん、起承転結がしっかりしているものも好きだが、この本にあるような、「結」のはっきりとしないものも好きだ。こういった話には、それが事実でも創作でも、何かしらの「始まり」があると思う。結末やその後が提示されないことで、却ってその部分を妄想できるのが楽しい。これもリドルストーリーと言うのだろうか。一つ一つ、誰も知りえないきっかけ探す。とても楽しい時間を過ごすことができた。2015/11/04
madhatter
0
再読。平山夢明氏のベスト版と連続して読んだのだが、実話系とは言え、選者のカラーは鮮明に表れるのだと感じた(選択と表現のせいだろうか)。個人的には『新耳』程ニュートラルではないにせよ、淡々と怪異…と言うより、異常を語っているように思える。無理に読み手を怖がらせないとでも言うべきか。結果として「何だかよくわからないが不思議で面白い話」が多かった気がする。減らない修正液の話とか…私は地味にこの話が羨ましくてしょうがないのだが(笑)。2011/08/29
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