内容説明
坂本真樹先生(人工知能学会、オスカープロモーション所属)がやさしく人工知能を解説!
本書は、一般の人には用語の理解すら難しい人工知能を、関連知識が全くない人に向けて、基礎から研究に関する代表的なテーマまで、イラストを多用し親しみやすく解説した書籍です。
数少ない女性人工知能研究者の一人である坂本真樹先生が、女性ならではの視点で、現在の人工知能が目指す最終目標「感情を持つ人工知能」について、人と人工知能との融和の観点から解説しています。
目次
1章 人工知能ってなに?
2章 人工知能に入れやすいものと入れにくいもの
3章 人工知能は情報からどのようにして学ぶの?
4章 人工知能ってなに?
おわりに:これからの人工知能研究のカギは「感性」 by 坂本真樹
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西条べべる
4
2017年出版、人工知能の歴史的や技術が説明されている。かわいいイラストと図でとても分かりやすかった。現在(2022年)の情報や作り方が知りたかったが、基本的なことが網羅されていて振り返りとして勉強になりました。2022/08/16
wai
3
人工知能の入門書の入門書。 「人工知能って何かよくわからないけど流行っているからとりあえず押さえておきたい」という人にオススメ。 現在の動向に至るまでの流れと、その時代時代での考え方がわかりやすく解説されている。 当然のことながら、各技術のアルゴリズムなんてものは踏み込まない。 人工知能について、どのようなことに興味があるのかを考えるために入り口になる。 人工知能の基本概念の入門としては良かった。2017/05/04
mitsu
2
人工知能関係を少し再勉強をしようかなと思い、初心者向けの内容と思いこちらの書籍を図書館で借りて読みました。最初の部分はごく普通の内容でしたが、3章以降は参考になり読んでみて良かったです。2024/03/29
Taizo
2
AIや人工知能といった広い幅を持つ単語をイラスト付きでわかりやすく説明している。 レベル1のAIから始まりレベル5に至るまで、一言に「AI」と言っても文脈によってその指す内容は全然違うことがわかる。 何が得意で何が今現在も課題として残っているのか、それを知るだけで世間での噂やニュースに惑わされなくなるだろう。 個人的には今最も流行りのディープラーニングだけでなく遺伝的アルゴリズムにも節が割かれていていいと思った。 特に専門にしなければ、これ一冊読めば十分と言えるほどの内容になっていると思う。2019/04/08
yuka_tetsuya
2
本書のタイトルである「ほぼほぼ」に著者の意図が出ている。オノマトペからAIと感性の研究をされている著者ならではの切り口で、人工知能の概略を「ざっくり」としかし、「しっかりと」知ることが出来た。人工知能とは何かを概観するには最適の書。2018/01/14